愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

日本国憲法生誕67周年

2014年05月03日 20時36分25秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
 日本国憲法が生まれて67周年を迎えました。

 現在の日本では、政権を批判したり反体制活動をしても公権力によって殺されることがありません。確かに、日本共産党等の宣伝物をマンション等に配布しているときに公安警察による尾行、つきまとい、不当逮捕に見られる干渉・妨害・弾圧がしばしば生じます(EX.国公法弾圧堀越事件etc)。それでも、蟹工船の作者である小林多喜二のように留置場で警察の拷問で殺される心配が現在の日本においては無用です。これは、日本国憲法の公権力の横暴に対する抑止力の現れです。

 日本国憲法が生誕67周年を迎えた現在の日本において憲法の平和と民主主義が重大な岐路に立っています。2011年12月の衆議院解散総選挙で自民党と公明党が政権を取り戻して安倍内閣を成立させてから、日本国憲法に対する破壊的活動を強めています。その現れとして挙げられることが、憲法第96条「改正」への動き、天皇を元首化して憲法を権力を縛るものから権力が国民を縛るものへと変質させようという策動、解釈改憲を以て集団的自衛権行使への策動等です。

 日本国憲法第12条には、憲法に定めた自由と民主主義の原則が国民の不断の努力によって保持されることが明記されています。これは、権力者が憲法を破って国民を抑圧しようとするので、国民の権力の横暴を防ぐための監視と抑止が必要だからです。将に現在の日本では私たち主権者国民の日本国憲法の平和と民主主義に対する考え方と行動が問われています。

 私は、日本国憲法を指針にしながら自公政権を打ちのめすために社会的連帯を強める時だと思う次第です。

自公・安倍極右政権と正面対決の第85回中央メーデーへ行って

2014年05月03日 10時53分14秒 | 人間らしく働くルールの確立を

 記事のアップが遅れてしまいましたが、2014年も例年通りに5月1日に東京・代々木公園で第85回中央メーデーがありました。もちろん、私も行事へ参加しました。

 今回の中央メーデーは、消費税増税強行、特定秘密保護法強行制定、解釈改憲(無血クーデターに近い)、集団的自衛権行使への策動など、自公・安倍極右政権に対しての労働者階級の団結の連帯による反撃の狼煙(のろし)を上げる意味合いを持っています。国民の、労働者階級をはじめとした勤労者各層の団結と連帯によって政権に対する社会的反撃を強めて憲法の平和と民主主義の理念をいかす時です。

 私は、日本国民救援会の立場を持ちながらメーデへ参加しました。日本国民救援会は、日本国憲法と世界人権宣言を指針にしながら基本的人権の擁護をすすめる人権団体です。働く人々のために憲法の民主主義をいかすことが大切だから、労働組合とは違う性質を持っている日本国民救援会がメーデーへ連帯しているのです。人権関係では幟の画像を見てお分かりの通り、日本国民救援会は袴田事件を支援して袴田巌さんの無罪を勝ち取るための活動をしています。

 このように、日本国民救援会は、メーデーという労働者の祭典を祝い、連帯しています。労働関係では、日本国民救援会はかつて三菱樹脂事件で高野さんを支援していました。現在の労働関係では日本航空の不当解雇撤回争議団を日本国民救援会は支援しています。不当逮捕など弾圧事件や冤罪など公安関係が絡んでくる以外の民事においても日本国民救援会は働く人々の人権擁護のために活動をしています。こうして考えると日本国民救援会は紛れもなく労働者階級のための組織です。

 メーデー前日まで天候不順に見舞われていたので大丈夫か心配でしたが、幸いな事に雨が止んでメーデーを晴天の中で迎えることができました。

 政党では、日本共産党が第85回中央メーデーに連帯していました。上の二つの写真は、日本共産党中央委員会本部前を通りかかった時に写したものです。

 今の国会の政党状況を前提とすれば、自公・安倍極右政権に対して最も明確な対決姿勢を勤労者各層の立場で持っているのは、日本共産党です。自民党や公明党が政権に返り咲く前の政権党をしていた民主党は、自民党的になって政権を手放すことになって、このことへの真摯な総括と反省を欠いています。また、みんなの党も渡辺前代表が不明瞭な8億円を受け取って党の代表者を辞任するに追い込まれていきました。政治と金の問題、政策路線の基本的立場のことにおいて最も自民党と対極にあるのが日本共産党です。現実の政党間の力関係では、自共対決を鮮やかに言うには、もっと力をつける必要があります。

 日本の社会の貧困と格差の拡大を止めること、ブラック企業を野放しにしないこと、消費税増税に反対していくこと、原発再稼働を阻止して原発ゼロの日本を実現することなど人々の暮らしやすい社会をつくるためには労働組合をはじめとして勤労者各層の団体どうしの連携と日本共産党のような働く人々の立場に立っている日本共産党との協力・共同を強めることが大切です。

 自公・安倍極右政権の悪政に「ノー!」の声を突きつけて、来年の一斉地方選挙で自民党や公明党を敗北へ追い込んでいくことが国政を変えていくための世論と運動の形成をすすめるために大切です。

 悪政に対する社会的反撃で日本の政治の根本的転換を勝ち取るための第一歩を第85回中央メーデーを機会に強めていきましょう。

第85回中央メーデー万歳!

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