細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

横須賀高校での防災授業

2013-06-06 16:45:08 | 研究のこと

昨日,6/5(水)の午後は,横須賀高校に出向いて,防災授業を行いました。

事前に私が選定した課題図書2冊を,20名の生徒さんたちが分担して読み,レポートも書いてくれた状態で,私の授業となりました。

昨年も5/23に授業を行ったのですが,それが好評だったようで,今年も連続での登板となりました。ただ,防災に関する研究は,昨年に始めたばかりでしたので,その後の1年間の研究や実践の成果も反映でき,昨年よりは格段に面白い授業になったようです。

2時間の授業のうち,後半戦では,私と一緒に研究を行っている学部4年の渡辺君,伊藤さんが家具固定の実演もやってくれ,これが大変な好評でした。すごく和気あいあいとした,楽しい授業になって,皆が満足できたかと思います。

7/8(月)には,今度は川崎市の小学校で授業です。これはかなり大変ではありますが,私の全力を投入します。そのイメージも大分できあがってきました。



授業の前半戦の終了時と,後半戦の終了時,それぞれで,感想や質問を書いてもらいましたが,以下は後半戦も終わった後の感想や質問です。やった意義があったようです。

・地震によって負傷する可能性が他の事故で負傷するよりも高いことを実感することができた。物理的にものを考え、対策をできるのがおもしろいなと感じました。色々なアイディアをたくさん学べるといいなと思います。
・次先生に会うためにはどうすればいいですか。
・家具固定をしたくなりました。アーチの仕組みが、面白かったです。私は読書が大好きです。でも、ほとんど物語しか読みません。物語の世界に入ると、様々な考え方を知ることができるからです。
・今日の講義をきかせていただいたので、さっそく、家の家具固定をしたいと思います。ありがとうございました。
・今日は興味深い講義をありがとうございました。親が新東名はいらないと言っていて、僕もそうだと思っていたので、先生がいった通り知ることは大切だと分かりました。親に新東名のことを教えてみようと思います。本当にありがとうございました。あと、最後のくつ箱の固定具に本を入れるのは危ないと思います。

・自分の住んでいる地域の事を理解する、とはどこまで理解しておくことが重要ですか。
・物事には必ず長所と短所があって、それは表裏の関係であることに感心した。防災について考えようと思った。
・大切な人を守るためにも、今日得られた「意識」はかなり貴重なものだと思います。
・日本が地震で培った技術はどのようなものがあるか、また、それらの技術は海外でも使われているのか。
・地震の長所というところの先生の話に、とても驚かされました。地震のおかげで日本人の国民性が出来上がっているなんでみぶるいしてしまいました。
・実際に家具固定を引っ張っていて、木とスベリ止めで命は助かるんだと思うと、すぐに家に帰って実践したいと思います。
・地震対策の具体的な策が分かった。読書が苦手でも読みやすい本はありますか?
・家具固定にも色々な種類があり、環境や住む人たちによって使い分けができるということを知り、もっと固定の方法などを知りたいと思いました。
・地震があったからこそ。今の日本があると思います。また、多くの事を学べたのではないか思います。
・防災の意識のしかたが詳しく理解できた。防災について考え直せたと思った。
・自分の家のタンスに固定具があるのでどういった特徴があるのか聞いてみようと思いました。
・近いうちに引っ越しをするので、家具を配置する時に今日教わったことが使えると思うので試していきたいです。ありがとうございました。
・家具の固定のところでかべなどに固定しているアングルは地震の力でとれないんですか。
・机上だけでやっていることではないので、すばらしいことだと思った。


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