細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

フランス語の学習について思うこと

2014-05-09 17:46:46 | 勉強のこと

何度か、このブログにも書いていますが、フランス語の勉強もしています。本格的に語学を勉強するのは、英語、大学1~2年生時のドイツ語、に次いで3ヶ国語目です。40歳になってからの勉強なので成長が遅い面もありますが、いろいろと感じながら勉強するのでよいと思っています。ここの所、別のステージに差し掛かっているように思うので、記録しておきます。

まず前提条件として、私はフランス語はほぼゼロの状態で、フランスに行くことが決まり、2013年8月末くらいにフランス語のSpeed Learningの教材を一括購入し、聴き始めました。日常の挨拶表現すらほとんど知らないような状況からのスタートです。

奥さんの会社の計らいで、フランス語のレッスン(40時間)を受けることができるとのことでしたが、手続き等がスムーズに行かず、実際に始めたのは2014年2月末になってしまいました。その間、Speed Learningを聴いたり、日本出張中は完全に途絶えたり、とごくごくわずかな進捗があった程度でした。日常の食料品の買い物程度はフランス語でできる程度。

2月末にフランス語の個人レッスンを基本週一回1.5時間で始めてから、フランス語の基礎が身に付き始めました。基礎が全く無い状態でSpeed Learningを聴いても大きな進歩はあり得ないように思いますが、両方をやると相乗効果が期待できそうであることが少しずつ見えてきました。

日本に来る前に買っていた文法の解説書の読みやすそうなものも、最初は全く面白くなかったのですが、わずかにでも基礎ができ始めると、読んで面白くなってきました。

5/7(水)に諸事情で3週間ぶりに、フランス語のレッスンに行ったのですが、 過去形を勉強し、「私は昨日、サクレクール寺院に妹と行きました。それは私には3回目です。」などの説明をすることができるようになり、自分の行動等を人に説明できるようになってきました。いくつか非常に重要な動詞があるのですが、それらの重要性や現れる頻度が非常に大きいことに気付くようになり、Speed Learningの内容の理解も少し深まってきました。

Speed Learningはよくできた教材で、全12巻のうち、今のところ聴いたことのあるのが7巻まで。そのうち気に入った巻とそうでないのがあり、1, 3, 5, 6巻を気に入ってよく聴いています。5巻は3世代の家族の会話、ホームパーティー等の様子で、日常的に使う表現などがたくさん出てくるので気に入っており、5巻の中のさらに気に入った箇所を何度も何度も聴いたりしています。

また、Speed Learningはリスニングだけの教材というよりは、フランス人の考え方や文化、歴史などを学ぶ上でも良い教材と思っています。今日の通勤時に7巻を最後まで聴いてみたのですが、フランス人の精神を象徴するゴロア魂と宮廷精神、についても会話の中で触れられており、とても参考になります。早めに、12巻まで一度聴いてみようと思いました。

街中をよく歩くわけですが、いろんなフランス語が目に入ってきます。以前よりも、看板やポスター等の表現が理解できるようになってきていることにも気づきます。

以上のように、多少は進歩してきているように思いますが、語彙が少ない。真面目に語彙を増やそうと勉強していないからです。一週間の曜日は覚えていますが、一年の月の名前はきっちりとは覚えていない。色、もしっかり覚えていない。身の回りの物品も覚えていない。これは、ちょっとした努力を続けることでできることです。

そして、私がフランス語を学ぶ目的ですが、滞在中に使いこなすことができるとは思っていません。そのことに専念すればできるとは思いますが、もっと他にやりたいことがたくさんあります。

ですが、この年齢になって新しく語学を学ぶ、ということは、普段使わない脳の回路をたくさん使っていることを実感します。それは、後々、いろんなことがつながっていくときに役立つはずです。私はもちろんフランスを好きになると思いますが、じっくり時間をかけてフランス語を身に付けていきたいと思っています。フランス語で書かれた専門書などを何冊か購入していますので、辞書を引きながらでも少し読めるようになれば素敵だな、とも思っています。

いろいろ書きましたが、要はモチベーションを持つことが大事だし、モチベーションを失ったらすべて終わりかなと思います。


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