週末にテレビを見ていた時に、佐藤真海さんのことを取り上げていました。ご存知の方も多いかと思いますが、学生時代に足首の骨肉腫でひざ下を切断し、その後、パラリンピックで大活躍、東京五輪の招致の際も活躍された、笑顔の素敵なアスリートです。
癌を経験してどうであったか、と、同じく乳癌を経験した、佐藤さんに憧れてきたレポーターが問いかけ、佐藤さんは答えました。癌を経験したからこそ、出会った人たちがあまりにも多く、失ったものよりも、得たものの方が大きい。笑顔の裏の強い思いや、様々なことを受け入れてきた懐の深さに、感銘を受けました。
人生をやり直すことなど決してできませんが、やり直したいかと問われても、やり直したいとは決して思いません。
私自身の人生に悔いが無いわけではありませんが、これまでの選択を重ねてきた結果、非常に多くの方々と出会うことができ、楽しい仕事もすることができています。人生をやり直したとしたら、それらの方々との出会いは無いわけで、そのような人生は今の私には想像もできません。
社会人になって以降の私自身の人生においても、すでにいくつかのステージがあったように思います。2009年からは、私の中では山口物語が始まり、それは東北復興物語へも発展していきます。
山口物語はまだまだ終わっておらず、今後も進化を重ねていくとは思いますが、実は今年は一つの大きな区切りの年です。
区切りの年ならではの種々の取組みもすでに種まきの段階から発芽へと入ってきており、とても楽しみです。
物語はいつまでも続くからこそ、物語です。
一つ一つの区切りを大切に、人との出会いを大切に、です。
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