もりもり読書している状況ではありませんが、気張らずに夏休みらしい自分のペースでの読書を続けています。
「村上さんのところ」を書店で見つけて購入しました。
私は村上春樹の大ファンですが、ファンになったのは大震災の後、と比較的新しいファンです。ファンになった後は、いくつもの長編小説、短編集、エッセー集など読み漁っています。
村上さんの「常識」が好きです。
今回の「村上さんのところ」は、メールで村上春樹に寄せられた3万を超える質問に対して、村上春樹が回答した問答を厳選したものです。「量が質に換わる」とは、私の師匠の言葉の一つですが、村上さんもこれに相当することをこの本の冒頭で述べられており、読み進めるうちに私もそれを感じました。
一般人の、あまりにも多種多岐に渡る質問、相談に、村上春樹が答えていくわけで、そこには様々な人間模様や、村上春樹の根幹も多くの場面で垣間見えます。
どんな困難な状況も、日常の淡々とした着実なリズムが凌駕する、というニュアンスの回答がありました。
健康に気を付けて、肉体の活動を主軸に据えたステディーな、リズミカルな日常を実践していると、大抵の不安や不調は去って行ってしまう、というアドバイスです。
私も心からそう思います。
また、人生に悩む相談者は多く、人生の意義を問う質問者に対し、人生など「容れもの」であって、その中の中身が重要であり、「容れもの」の意義など考える暇があったら、そこに何を入れるかを考えよう、という村上さんの回答に全く賛同です。
私が村上春樹のファンである理由は、村上さんの常識が私の考え方に非常にフィットするからなのだ、とこの本を通して改めて感じました。
8月18日からの一泊の、鴨川シーワールドと千葉の山奥での一泊の子供たちとの旅行は、大変に面白い時間で、私も人生で初めて、山ヒル(小さなやつでしたが)に血を吸われたりもしましたが、自分の日常をダイナミックに取り戻す、よい機会になりました。
今日は、私の2015年の夏休みの最終日でしたが、自宅で十分に仕事もし、昼食、夕食ともに非常に健康に気を付けた食事を作って子どもたちと食し、洗濯・掃除等にも精を出しました。
明日からハードな仕事に復帰しますが、様々な段取りも整えたので、ひたすら日常を歩むのみです。
毎年恒例の10月からの激務の5ヵ月も近づいてきましたが、突入してしまえば日常です。
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