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真っ二つ割れる割りばしの未来予想図

2017-09-23 06:25:18 | 日記
ピンからキリ

 チェーン店のカウンターで注文した品が出て来るのをぼんやりと待つ私。
目の前には割りばしを詰め込んだ箸立てと紙ナプキンを入れたケース、それに調味料のビンと
つま楊枝。
大抵の食事処にある当たり前の光景を見ながら、ふと思いました。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、どーでも良い愚問を取り上げています。
今週は「割りばしの過去と未来」です。

 割りばしは何時から使われ始めたのか、他の国でもこれ程使っているのか、今後は使用量が
増えるのかそれとも減っていくのか、その辺りが気になりました。
 箸自体は弥生時代から使われていましたが、割りばしが登場したのは江戸時代。
1781年からの天明、或いは1818年からの文政と諸説があって、正確な年代は定まっては
いません。(気ままに江戸 より)
 清潔好きの江戸庶民に好まれて、人気の道具となりました。

 素材はピンからキリまであります。
白樺やホワイトポプラは一番安く、竹、エゾマツ、柳、ヒノキ、スギと値が張って行きます。
 出来上がった製品もピンからキリまであります。
最低価格が1本1.3円程の元禄、角を切り落として溝が掘っています。
それすらしていない物が1本1円の丁六。
千利休が考案したと言われる、両端が細くて真ん中が太い利休。
祝箸、卵中、角箸と細工が細かくなりランクが上がって行きます。(安間製箸HP 寄り)
 生産者は技を磨きつつ、建材の端材や間伐木の利用を進めて「森林破壊」や「使い捨て反対」
の意見に配慮もしてきました。

そして未来予想図は

 韓国では割りばしは税金が高いので金属製の箸を洗って使い回すのが一般的、中国では日本で
使用される物の9割を輸出しているけれど国内での消費は300億膳だけ。(Wikipedia より)
すごい数に感じますが人口がぐっと少ない日本の使用が年間で250億膳、それに比べると格段
の少なさです。
 国内には諸事情から割りばしと塗り箸の両方を置いている店が結構あります。
そこでの客の選択は、意外な事に半々の利用だそうです。

 過去と現在は分かりましたが、今後はどうなるでしょう。
これまでに分かった事からこんな夢想が浮かびました。
題して「政府が割りばし禁止を決定」。
 割りばし1本の仕入れ値を仮に10円とすると、国内で1年間に掛かる費用は10円×250億本
=2500億円。
これを1億人の国民で分け合います。
「今後割りばしの使用を国中で中止にし、代りにひとりひとりに2500円を配布します。」

 こんな提言をすると、予想される反応は半々です。
両方を置いてある店で割りばしを選んでいる人は「それは困る」と言うでしょう。
しかし既に塗り箸を使っている方は「それは良いアイデア」と賛同するでしょう。
意見はまっぷたつに割れたまま、結論に至りません。
 でもそれは当然の事、「スパンと割れる割りばし」だもの。
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