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国語のおさらい:AとBとCと

2021-08-26 06:29:09 | 日記
プレゼンの極意

 誰しも一度ならず口にしたことのある語句。
話をする際についつい出てしまいますが頻発するとすごく聞き苦しい。
そんな語句をフィラーと言うそうで。

 毎週木曜日は国語をおさらいしています。
今週は「えーと」のおさらいです。

 話し言葉の中に無意識で出る「えーと」とか「あのー」とかをフィラーあるいは
有声休止と呼ぶのだそうです。
<有声休止にはふたつの機能がある。
ひとつは対人的機能。
相手と話をしているときに文末などで区切って黙ってしまうと他の人に話し出す
きっかけを与えてしまう。
本人はまだ話をしたいので、相手に発言権を与えないために有声休止を発して権利
を維持する。
もうひとつは認知的機能。
考えをまとめる補助的な役割をしている。
「えーと」などと声に出さないとうまく考えがまとまらないので有声休止を発して
いる。>(心理学ふしぎふしぎ より)
 経験的には後者がほとんどだと思います。
それを強く感じるのは現役時代のプレゼンでした。

 「正しいプレゼンの仕方」などの指南書には「えー」とか「あのう」を入れては
いけない、と書かれています。
でも本番になると誰しも結構出てしまうもの。
有声休止がほとんど無かったプレゼンほど高い評価を得たし自分でも満足のできでした。
ならば無くせばいいのですが、どうしてプレゼンには出て来るのでしょう?
 <プレゼンで有声休止が頻発する5つの理由 
①単に練習不足 ②ストーリーが定まっていない ③実は心から話したいと思う
内容ではない ④準備した物は全部話さ なければいけないとの思い込み ⑤沈黙に
対する恐怖>(メディアエンタープライズ より)
 有声休止に対する世間の評価は実は様々。
<弱さやためらいの表れとして不評、誠実さや純粋さの表れと擁護。
両方の評価がある。>(ハーバードビジネスレビュー より)
 私が口にして「こいつ、純粋だな」などと思ってくださる方がいないのは十分
承知しています。
だから無いに越したことはありません。

小学生の英語

 一方で頻発したとしてもそれ程気にならないどころか、逆にかわいいなと思う
ケースもあります。
それは幼子が口にした場面。
<話し言葉に文脈を付けようとして「あのね、えーとね」「それから、えーとね」
などと言う。>(4歳児5歳児の発達について より)
 話の続きが出てこない時に頭を整理する時間稼ぎをしているのだそうです。
お子さんが有声休止で戸惑っていたらやってみると良いゲームがあると言います。
<ふたりで組になり片方が「起きて何をしましたか」などのありきたりの質問をする。
一方が答える中で有声休止を入れてはいけない。>(ことばのミニ講義 より)
小学生になっても気になる様だったらやってみる価値はありそうです。
 最近の小学校では英語も勉強します。
低学年からアルファベットに親しんでいれば、英語と日本語がごっちゃになって
しまうのでは。
もしかして「え~と、び~と、し~と」なんて有声休止が出てきたりして。
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