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ナナフシを探して手に入れた意外な物

2016-09-28 06:25:59 | 日記
よそ見をしていて痛い目に

 この夏も様々な生き物に出会いましたが、残念ながら一生懸命探して
いるのに未だ見つけられない虫がいます。
ナナフシです。
草食の大人しい虫で、枝に擬態する姿で有名です。
その昔野山で遊んでいた頃でも目にしたのは数回だけ、近年は全く姿を
見ていないので、よーし今年は見つけるぞと張り切って探しましたが
もう夏も終わりそうです。

先日も森林公園の坂道でナナフシを探しながら、この辺で枝になり切って
いる筈だと頭上の樹々を見上げて歩いていました。
突然、ズルッと左足を滑らせバランスを立て直そうと慌てて踏み出した
右足が変な形で地面に着いて、そこに全体重をかけてしまったからさあ
大変です。
うー、一瞬息が止まりました。
やっちまったかな、と恐る恐る力を入れるとズキっとします。
何とか骨は大丈夫ですが最低でもクルブシの辺りを捻挫しています。
足を引きずりながらやけに遠い家を目指し ました。

 そんな思いをしてまで探しているナナフシはそれ程稀少な虫ではありません。
しかしとにかく見事な擬態なので目の前にいても気が付きにくいのです。
成虫だけでなく地面に産み付けられた2mm程の卵も植物の種子にそっくり、
既に周りの世界に溶け込む術を心得ています。

世界のナナフシ

日本ではこれまでに18種類が確認されていますが、世界には何と3000種
も存在すると言われています。
それだけいれば中には変わった物もいます。
 最も数が少ないのはオーストラリアのロードハウナナフシで、一度は絶滅
したと言われていました。
2001年に生存が確認されましたがその数は極々僅か。
地球上にたった30匹しかいないと言われています。

 大きな種はやたらと大きい。
パプアニューギニアには30cmを越すナナフシがいます。
現地の人々は焼いたり炒めたりして貴重なたんぱく源として美味しく食べると
言います。
 30cmの虫に食らいつく図は迫力たっぷりですが、更にその上を行くサイズ
も発見されています。
2014年に中国の標高1200mの山岳地帯で見つかった物は何と62.4cm。
全世界に80万種いると言われる昆虫の世界でも、間違いなしのNO1です。

 それ程変わった種類で無くて良いのです。
普通のナナフシに会いたいのですが、とうとう今年も縁が無さそうです。
ニューギニアの人々の様に「炒めたナナフシ」にするつもりは無いのに、なかなか
姿を見せてくれません。
 その代わりに「痛めたクルブシ」を手に入れてしまいましたが。
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