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雑草の日:うやむやウコギ

2024-05-21 06:29:49 | 日記
生け垣に推奨

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた植物を取り上げています。
今週は落葉樹の、 ウコギ科 ウコギ属 ウコギ です。

 先日知り合いの樹木医と山歩きをしていたら「ここにウコギがある」と
言われてガン見。
名前は聞いたことがあるけれど、それと承知で実物を目にしたのはお初です。
 これがウコギかとしげしげ見ていると樹木医が「Tさんには言うなよ」
といたずらっぽく語ります。
名うての山菜好きのTさんの名前が唐突に出て来たので、その背景が
気になります。
 問い返そうとしている内に、ここに生えているのが、と樹木医が別の
木の説明を始めて先へ進んだので、Tさん絡みの話題はそれっきり。
山菜採り名人とウコギの関係は不明のまま。
いったい何があるのか凄く気になります。

 <日本に自生するウコギはヤマウコギ、オカウコギ、エゾウコギ、ケヤマ
ウコギ、ミヤマウコギ、ウラジロウコギ、ミツバウコギの7種類。
上杉公が生け垣に使い食料にすることを推奨したのは中国原産のヒメウコギ。
ウコギの名称は総称で、一般に野生の場合はヤマウコギ、食用に栽培する
場合はヒメウコギを指す>
 <5月から6月頃が開花の時季で黄緑色した小花が球状に集まって咲く。
雌雄異株なので雄花にはオシベが10本、雌花には二つに分岐したメシベ
が付き、花弁はいずれも5枚。
雌花にできた果実は7月から9月に黒く熟す。
葉は菱形をした小葉5枚で葉柄は10センチ近い長さになる。
枝や幹には鋭いトゲがある>(植木ペディア より)
 このトゲが曲者の侵入を阻むので生け垣に推奨されたのでした。

山菜ランキング

 では食用に推奨された側面は?
<主に新芽を食べるが、一度摘んでも次々に生える。
ポリフェノール、食物繊維、カルシウム、ビタミンCが豊富で、抗酸化作用、
血糖値低下作用、コレステロール低下作用、腸内環境改善などが期待できる
健康食材>(おきたま食の応援団 より)
 新緑の頃が旬で、茹でてあくを抜きゴマや酢味噌で和えたり、薄塩をして
ご飯に混ぜたりして食すそう。
 気になるのは食べた感想。
<香りは無く苦みは有るがあっさりしていて、きゅっきゅっとした独特の
歯触りが楽しい>(長野県魅力発進ブログ より)

 ならば山菜として大人気かと思って調べたら意外な結果。
「みんなのランキング」の山菜ベスト20位、「macaroniランキング」山菜
部門のベスト30、共にウコギの名前が見当たらず。
 思った程山菜好きに浸透していないのかな、と訝ります。
もしや樹木医の意味深な発言は、「大の山菜好きのTさんが存在を意識し
始めたら近隣のウコギが絶滅してしまう」、そんな懸念だったりして。
 大げさすぎる理由を思いついて、うやむやを一掃したのでした。



コメント
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