ついにSWIFTが発動され、ロシア経済は大打撃、もちろんロシアとの取引のある日本企業も損害を受けることだろう。ロシア企業の株や投信は暴落したので、これを何らかで保有している人も被害を受けることになる。ウクライナで日々攻撃を受けている人々が1日も早く安心出来る平和が訪れるためにはやむを得ない。
それにしてもウクライナ人はコサックだから戦闘DNAがあるのか、粘っている。ヨーロッパ各国は対戦車ミサイルなどの支援に動き出した。その内の一国ドイツは武器援助としてヘルメットを給与してひんしゅくをかったが、ついに対戦車ミサイルなどの武器給与に踏みきった。デンマークのように義勇軍を許可する国も出てきた。
ロシアのサイバー攻撃で、ウクライナ政府のいくつかの省のサイトが見られなくなったが、フェドロフ副首相がサイバー攻撃の受けにくいイーロン・マスク氏が運営するスターリンク衛星サービスを嘆願、マスクは直ちにウクライナで稼働させた。米国の衛星はロシアの軍用車列の写真を公開ししているが近代戦の偵察活動の典型だ。
これまで多くの難民が発生しており、今後増え400万人と推定される。ポーランドは100万人、ルーマニアは50万人受け入れを準備していると報道されている。日本は武器の支援はできないが、こうした難民を受け入れている国々に資金援助を最大限官民挙げてしてもらいたい。
国連総会ではウクライナ大使が戦死した若きロシア兵の母とのSNSでのスマホ画面でのやり取り(注)が下記紹介された。演習訓練のつもりが戦争にかり出された悲哀が何ともやりきれない。
注
戦闘で死亡したロシア兵から回収したスマートフォンに残されていた母親とのテキストメッセージのやり取り
母:どうしてこんなに返事が来ないの?本当に訓練中なの?
兵士:ママ、私はもうクリミアにいないんだ。訓練じゃないんだ。
母:それなら、どこにいるの?お父さんが小包を送れるかどうか聞いているの。
兵士:ママはどんな小包を送ってくれるの?僕は今すぐにでも首を吊りたいんだ。
母:何を言ってるの? 何があったの?
兵士:ママ、私は今ウクライナにいるんだ。ここでは本当に戦争が起きているんだ。怖いよ。
私たちはすべての都市を同時に爆撃しているんだ。民間人さえも標的にしている。
彼らは私たちを歓迎すると聞いていたけど、装甲車の下に倒れ込み、車輪の下に身を投げ出して、通さないようにするんだ。
彼らは私たちをファシストと呼んでいる。とてもつらいよ。
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