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パソコン用液晶モニター+チューナーで古いテレビの代用に挑戦

2013年07月13日 | 買物メモ

SONYの14インチブラウン管テレビは、うちの家族が就職して静岡でアパート暮らしを始めた際に購入して使っていたものです。
KV-14AF1という機種で、トリニトロン管が売りでしたね。でもこのテレビ、小さいブラウン管でも定格消費電力は75W。


マスプロのチューナーDT-400は、以前スカイステージ視聴のため購入していました。この消費電力が13Wなので、テレビとの合計は88Wになります。


今回テレビ代替のため購入を検討した液晶モニター・イイヤマのProLite X2377HDS-Bは画面が23インチでも消費電力は32W。
それに付けるチューナー・IODATAのHVTR-BCTLの消費電力が少し少なくなって約10Wなので、合計42Wほぼ半分になりました。
それ以外でもフルハイビジョン規格の液晶だし、USBのハードディスクをつなげば録画もできるので、メリット大!と更新決定。
でもそんな理由はどうでもよくて、要はいつもの出来心にすぎないとヨメさんは見抜いていますが。(笑)

用廃となったテレビと地デジチューナーは別の用途に使用する予定ですが、その話はまた別の機会に。

ところでSONYのテレビは、キッチンの食卓横の家具の上に置いていました。
14インチとはいえ、最近の横長サイズの表示ではさらに画面が縦に狭くなっていました。ただブラウン管は斜めから見ても色味は変わらないので、どこに座ってもきれいに見えますが、液晶は原理的に正面と斜めからでは画面の見え方は変わってきますね。
なので、少しでも視野角が広いように、液晶はIPSパネルで、バックライトはLED(もっとも今はどれもLEDですが)、スピーカー付(これは失敗)で23インチのものから選びました。

デジタルチューナーは今では地デジ移行も一段落して製品の選択肢はなく、3波対応で外付けハードディスク可となれば先のIOデータのHVTR-BCTLだけになります。
まずこのチューナーを買ってきて、デスクトップパソコンで使用中の24インチモニターにつないで設置スペースを確認。OKだったので、ネットで上記の液晶モニターを発注しました。

アンテナ線はそのまま使えるので設置は簡単。チューナーの設定も地デジのエリアを選ぶだけで超簡単。HDMIケーブルもチューナーに添付なので、それをつなぐだけで作業は完了しました。

キレイな映像には満足でしたが、これで実用できたかといえばノーで、いくつか問題が判明しました。

まず第一が内蔵スピーカーの音の悪さ。やはり液晶内蔵のスピーカーは実用不可でした。中低音が弱いので、シャリシャリした音で聞きづらいですね。
これはこの機種のモニター特有の問題ではなく、液晶テレビでも同様で、居間の37インチの日立の液晶テレビでも程度の差はあれ同じ傾向でした。そのため日立のテレビには別途BOSEのスピーカーを付けています。

それで急きょネットでクチコミを検索。CPの良いこれにしました。オーディオテクニカのAT-SP102 BKで、代引き・送料込みで4,234円でしたが、小さい筐体なのに十分な音質でした。チューナーのリモコンでは音量調節ができないので、ボリュームがスピーカー上部についていて簡単に調節できるのも便利です。チューナーとの接続はRCAピンジャックをφ3.5mmステレオミニプラグに変換することでOK。
↓左側はモニター下に横倒しで設置


↓ボリュームつまみに音量がわかりやすいように白でマーキングしました


次にもっと大きな問題が、パラボラアンテナへの給電問題
チューナーに来ているアンテナ線は先の日立のテレビWoooと同じアンテナを使っています。それでアンテナ線は「分配損失ゼロ」が評判のコレで分岐させています。アンテナ給電は1系統のアンテナ線のみですが、これまでは常時給電仕様の旧チューナーから給電していました。それで、チューナーの電源オフでもWooo(これは電源オン時のみ給電)も視聴できていました。

ところが新しいチューナーは常時給電不可。そして先述のように分配器は1系統のみの給電タイプ。今回の出来心のせいで、チューナーオフではWoooでのBS・CSの視聴ができなくなったのです。
ヨメさんの冷たい視線を感じながら、いろいろ対策を考えました。給電系統にこれまでのチューナーをつなぎ、残りの3系統のどれかにWoooと新チューナーをつなげばいいわけですが、それでは13Wが無駄ですね。

それでまたネットで探したら、いいものがありました。ニッチな製品で思わず笑ってしまいました。価格も妥当で、消費電力も少なくてGOOです。
早速手配して、これを給電系統に接続。解決しました。^_^;




しかしいくらエコとはいえ、最近はどのテレビやレコーダーも常時給電ではなく電源連動タイプになってしまったのは問題ですね。

で、最後はチューナーとモニター、スピーカーの電源のオンオフ連動設定でした。
日立のテレビWoooでは、パソコン用の連動タップを使って、テレビとスピーカーの電源を連動させていました。それで今回も、チューナーに連動させてモニターとスピーカーの電源もオンオフしようと、手元にあった同じ連動タップを使ってみたのですが、これはあえなくアウト。
このタップ、パソコンそれもデスクトップ用なので、チューナー程度の消費電力では少なすぎてリレーが作動しないのです。
いろいろ感度調整してもダメ。たまに動いても不安定で実用不可。

結局昔からある手元スイッチ付のコンセントにモニターとスピーカーを接続して使用することにしました。モニターは信号入力が無くなったらスタンバイモードに入るのですが、周期的に「無信号」の警告が出るのが目障りなので電源オフにしています。

まあ何のかんのと結構ドタバタしましたが、それでも価値はありましたね。

というのは今回の作業の後、同程度の画面サイズの液晶テレビのスペックを調べてみたら、意外に20インチから27インチ程度のテレビでフルハイビジョン(1920×1080)対応の製品が少ないことがわかったのです。さらに外付けハードディスク対応のものも少なくて、あっても価格が高いのです
その後新聞折り込みのチラシをチェックしてみても、32インチ程度でもフルハイビジョン非対応のものがあったりするので、テレビを購入予定の方は要チェック項目ですね。

最後に外付けハードディスク。
チューナーに手持ちのUSB3.0(チューナーはUSB3.0非対応ですが)の1TBの2.5インチハードディスクをつないでみたら、バスパワーだけで何事もなく認識されました。録画モードはDRモードだけですが、それでも100時間録画可能と表示されましたので充分です。
メニュー表示も特に問題なく、すぐ慣れます。ただし、別のハードディスクに変えると全く認識しなくなり焦りましたが、この場合はハードディスクを外してからチューナーを初期化
その後電源オフにして認識しないハードディスクをつないで電源オンにしたら無事認識しました。初期化といっても地デジ設定だけなので簡単です。どうも一つのハードディスクしか認識しない仕様のようです。
それとハードディスクは設定メニューで「録画のみ給電」の省エネモードにできるので、ハードディスクの耐久性も問題ありません。

液晶モニターの下にチューナーがすっぽり収まるのでリモコンの感度も問題なく、スピーカーは右側はモニター横に置き、左側はスペース上倒して設置することでクリアに聞こえています。


古いブラウン管テレビから液晶テレビに買い替える方は、参考にしてみてください。


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