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雪組千秋楽のニュースを見て

2012年12月27日 | 宝塚

雪組は我が家ではずっとスペシャルな組でした。前に書いたようにターコとモック以来贔屓の組でしたし、衝撃作エリザベートの初演もあり、他の組とは違う親しみを感じてきました。
でも、一路真輝の退団以後ぐらいから少し距離を感じてきていましたが、音月桂のトップ就任以来またひさびさに雪組も注目するようになって、私たち夫婦では最近には無いことですが、「ドンカルロス」についてはリピートするなど、星組とともに贔屓な組になっていました。

そんなわけで先日の退団発表を聞いて寂しかったですね。

音月桂は最近の男役ではあまり背の高いほうではありませんが、若者役がよく似合うさわやかな風貌と、それに似合わず力強い歌声、確かな演技力が際立っていましたね。最近少なくなった組生え抜きのトップというのも良かったです。
相手役の舞羽美海もピッタリのキャラクターで、歌劇団がロミジュリで一時ジュリエット役をダブルキャストにしたりで娘トップ正式決定を遅らせたりしたのが理解できないほどいいコンビでした。

で、今回の千秋楽のニュースですが、いい感じでした。

まず音月桂が大階段を紋付き袴で降りてきたこと。大劇場では確か黒燕尾だったと思いますが、やはり退団には紋付き袴が正装だと固く信じている(笑)私たちはそれを見てガッカリしたものでした。でも東京宝塚劇場では、ちゃんとその正装を着けて降りてきたので好感度大幅アップです!(笑)




次に注目したのは挨拶です。期待にたがわず、ありがちな「お世話になった人列挙パターン」(笑)ではなく、オリジナリティのあるいい挨拶でした。

「空から舞い降りる雪の結晶の一つ一つは小さいけれど、それが降って降って降り積もって一面の銀世界となります。それは私のタカラヅカ人生そのものです。一人では何もできないけれど、みんなで力を合わせて作り上げてきました。」という語り出しでの挨拶はなかなかのものでした。


ただ最後に男役のセリフ声で力を込めて「宝塚雪組 音月桂本日をもって退団いたします」との言葉で挨拶を締めくくっていましたが、これは力みすぎな感じでちょっと聞いているこちらのほうが恥ずかしくなりましたが、全体としてはいい挨拶だったと思いました。

その前の舞羽美海の挨拶も良かったです。
彼女らしく宝塚が好きで好きでたまらないという気持ちがよく出ていました。


スカイステージの番組に「アイ ラブ タカラヅカ」というのがありますが、そこに雪組の他のメンバーと出演していた舞羽美海のタカラヅカ・フリークぶりが何とも可愛らしく、「本当にタカラヅカが大好きなんやね」とヨメさんとほほえましく見たものでした。今回の挨拶では音月桂への感謝も述べていましたが、後の挨拶で音月桂もまた共演する舞羽美海の笑顔にいつも励まされたと答えていたのがよかったですね。

本当に爽やかないいコンビでした。




二人並んで立っていた時に舞羽美海が涙ぐんだのを見て音月桂がその涙をぬぐってあげていたのもほほえましかったですね。


サヨナラショーではそれまで彼らが演じてきた主な役どころを紹介しながらのショーになっていました。
本当にもう一度観てみたいと思いました。
(以下千秋楽のニュース画面を撮影したものから順不同で)












いつまでも続くわけがないとわかっていても、爽やかないいコンビだったので、退団は本当に残念です。

それと、千秋楽に退団するトップを引き継ぐ相手が居合わせないというのも歌劇団としては不手際でまずかったですね。

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