「あるよ。」

昨日、日記に書いたことを、
友人に話した。

「あるよ。」

って、言われた。

夢なのに、
夢の中では「コレは絶対に現実だ」と思ってる、ことって
あるよーって。

その時は「違う～そうじゃない」と
心の中で否定してたんだけど

バス停に夫を迎えに行って、
車の中で夕べの出来事を話すと
「あるよ。」って、同じコトを言う。

水の中をひたすら歩いてる夢、
高い山を登り続ける夢、を何度も見るけど
そのたびに、
水をかく手の重さ、杖を突く感覚、は
現実と同じで、夢には思えないんだと。

・・・そうなの？
じゃあ、昨日私が掴んだ夫の腕のリアリティも
夢だった？？？

水の中や登山の夢なら、起きた時に夢だと気付くけど
夢の中でも「一人の部屋で自分の布団に寝てる」という
現実と同じ状況だったら、どう？
紛らわしいことこの上なし（笑）。
夢か現実か、わからなくなる。


友人が、高校の時の恐怖体験をコメントしてくれた。
明け方になぜか窓の外を見たら、
あきらかに「そういう」女の人が立ってて
視力が悪いから、見間違い？ってもう一度カーテン開けたら、
窓のすぐ外に瞬間移動してた！部屋は二階なのに、って。

「けど、そのまま布団かぶって寝たみたいで、
再び起きた時には夢か現実か全く分からなくて。

すっごい怖かったのに、なぜその場から離れなかったのか？
家族のそばに行かずにそのまま眠ってしまうなんて夢だったから？
って思う訳よ。」


そう、それもきっと、夢では？と思う。
だって、そんな怖いことがあったら
部屋を飛び出すはずでしょ。
・・・それとも、夢だってことにしたくて、
布団にもぐって寝たのかな？（怖）


「あの感覚」は現実だった、と思うから
夢に思えなかったけれど

夢の中で「これは現実だ」と思ってる私がいる、
そういう夢があるとすれば、
昨日の出来事はやはり夢なんだろう。

寝しなに地震があって、ドレッサーがカタカタ言ったから
あんな夢を見たんだ・・・・。



今までもそうだけど、
夫は時々、ものすごい説得力で私を諭してくれる。
彼の言うコトが本当に思えて、
私はすっかり安心する。

長男が赤ちゃんだった頃、
１７歳の少年が金属バットで両親を殺めたニュースに
私が怯えていたら
「大丈夫！こんな愛情いっぱいに育った子が
そんな風になるわけない！」と
全く根拠の無い自信に満ち満ちて彼が断言したので（笑）
そ、そうだよね・・・？と、それを信じることにした。
あれから、なにかあるたび、その言葉は
子育てにおける私のバイブルになったのだ。



とにかく・・・・

夕べはぐっすり眠れて
朝起きたら、あれはもう絶対に夢だったと思えたので
今日、ひとりでも怖くない。

「これって、夢だよね」と、思ってる夢は何度も見たのに
「これは現実だ」と思ってる夢、は初めてだった。

・・・・夫の言葉がなかったら、私はまだ
夢を現実だと思い込んで怖がってたと思う。