「花と蛇」を借りる。
団鬼六が「美少年」の中で
谷ナオミのことを随分思い入れのある描き方をしていた。
彼女には
美しくて
妖艶で
人懐っこい
情のあるイメージを抱いた。
SM女優として最高峰に君臨した彼女を
団鬼六の作品の中で見たいと思った。
「花と蛇」の中で、
彼女は高貴な社長夫人役だ。
切れ長の目に白い肌。
団鬼六がまるで「陶器のよう」と描写した、そのもの。
AVとして最近見たSMモノは
目を背けたくなるよな映像だった。
「花と蛇」もそんな映像のオンパレードだと思っていたが
実際、しっかりと筋書きがあって
SMというよりは喜劇だった。
谷ナオミは亀甲縛り、
ぶっとい注射器で浣腸され
排泄してしまうシーンが一番際どいのに
ビニールで受けた排泄物も敢えて写してないし
下半身や結合部分は全く写さないので
全体的に美しいまとまりだった。
意図されてない笑いが
あちらこちらにちりばめられていて
あたしは可笑しさを噛み殺すのに精一杯。
あたしがもしSMという嗜好に興奮を求めて
この映像を見ても
あまりに質の高い滑稽さで萎えてしまうだろう。
団鬼六が「美少年」の中で
谷ナオミのことを随分思い入れのある描き方をしていた。
彼女には
美しくて
妖艶で
人懐っこい
情のあるイメージを抱いた。
SM女優として最高峰に君臨した彼女を
団鬼六の作品の中で見たいと思った。
「花と蛇」の中で、
彼女は高貴な社長夫人役だ。
切れ長の目に白い肌。
団鬼六がまるで「陶器のよう」と描写した、そのもの。
AVとして最近見たSMモノは
目を背けたくなるよな映像だった。
「花と蛇」もそんな映像のオンパレードだと思っていたが
実際、しっかりと筋書きがあって
SMというよりは喜劇だった。
谷ナオミは亀甲縛り、
ぶっとい注射器で浣腸され
排泄してしまうシーンが一番際どいのに
ビニールで受けた排泄物も敢えて写してないし
下半身や結合部分は全く写さないので
全体的に美しいまとまりだった。
意図されてない笑いが
あちらこちらにちりばめられていて
あたしは可笑しさを噛み殺すのに精一杯。
あたしがもしSMという嗜好に興奮を求めて
この映像を見ても
あまりに質の高い滑稽さで萎えてしまうだろう。