旅する小林亜星

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聖地、うぐいす谷

2005-08-14 23:31:05 | 野生のチューリップ
あたしにとって
ラブホテルと言えば鶯谷、
鶯谷といえばラブホテル。

そんなラブホテルの聖地に足しげく通っていたのは
もう、5年前だ。

久々に訪れた鶯谷は5年前からさほど進化してなく
コンビニで食料を調達し
入り組んだ路地を器用に進み
値段やサービス内容を綿密に比較。

さすが聖地だけあって競争が激しい。
価格競争は偉大だ。

とある、ホテルに入ると
フロントにアジア系の旅行者。

どうやら家族連れらしく
如何わしいホテルの外には
嫁と9歳の息子が待っている。

1晩の宿をたどたどしい日本語で交渉するも
「ここはアベック用のホテルだから」と断られていた。
アベック用・・・

結局支配人の好意で
3人で1万強の部屋のあるホテルを紹介してもらっていた。

お父さん、
家族のためにがんばってる姿はかっこよかったけど、
なぜ鶯谷なんかで電車を下車しちゃったの?

そんな一家を尻目に
鏡に囲まれた部屋で営んだ一夜。

翌朝10時
チェックアウトぎりぎりにホテルを出ると
手をつないだ雄と雌が出てくるわ、出てくるわ。
鶯谷の朝の風物詩。
コメント (7)
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