旅する小林亜星

小林亜星情報満載

こんな夜にはこんな映画「運命じゃない人」

2005-08-22 01:31:27 | こんな夜にはこんな映画
エ(ア)ロダンサーに誘われて
「運命じゃない人」を見にいく。

渋谷のミニシアターは狭くて居心地がいい。

ファミレスなら、
壁側に座りたいあたしが
いつも壁側に座れそな調度いい、狭さ。

いまどき、携帯のない男との待ち合わせは入念。
有事の際の打ち合わせは特に。

映画は淡々としていて、よくできていた。
見せ方、魅せ方がうまい。
ハラハラしなくて、ドキドキする。
お金がかからなそうな、いい俳優を使うなぁと思う。

会うのは3回目のエ(ア)ロダンサーは
懐が深い感じがした。
落ちつきすぎていて、
あたしはどう接していいか判断がつかない。

緊張してオロオロするばかり。

このひとと腹を割って話せるよになれば
酒がどんなにおいしくなるだろう。

次回は
あたしが返り討ちしよう。
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水の都?

2005-08-22 01:15:48 | ハイファイ・ローファイ
ここ10年、
海やプールに行こうと誘われたことがなかった。

いや、誘われても頑なに拒絶してきた。

プールに行こうと言い出したのは
彼が初めてだった。
ハイドロポリスに行きたいという。

映像に耐えない醜い肢体を晒すのは耐えられないと
いつものよに断ってみたものの
今、脱がなければ一生、脱げない気がした。

自分を変えるのは自分だ、と。

競泳用以外の水着を着るのは14年ぶりだった。

夏の終わりに水着を選ぶ。
如何に安く
如何に露出部分を最小限に抑え
如何に気に入った
水着を手に入れるかが最大の焦点だった。

豊島園駅につくと
スタイルのいいひとばかりだった。

ひとりくらい、
自分以上に醜態を晒しているひとがいるだろうと
高を括っていた自分に焦る。

しかし
水着に着替え、
太陽の下に行くと
開放感にうっとりし
自分の肢体など
最早どうでもよくなった。

あたしはこの快感を
10年も封印してきた・・・

風と水と光。

あたしは昔から水が好きだったことを
思い出した。

思いきって自分を変えることは
こんなにも気持ちいいもんだ。

来年は臍ピアスに挑戦したい(嘘)。
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こんな夜にはこんな映画「うなぎ」

2005-08-22 00:58:49 | こんな夜にはこんな映画
「うなぎ」を借りる。
過去2回レンタルして
2回とも見ずに返した。

借りたいのに
家ではなかなか見たくならない作品。
3度目の正直で、見ることができてよかった。

平凡な人生をゆっくり歩んで
ある日ひょんなことからちょっとした事件に巻きこまれ
やっぱり平凡な人生でよかった~、みたいな
静かな映画を想像してたのに
正反対だった。

静と動の使い分けがキラリと光る、
最初から最後までひと息もつけない作品。
コメント (2)
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こんな夜にはこんな映画「花と蛇」

2005-08-22 00:48:12 | こんな夜にはこんな映画
「花と蛇」を借りる。

団鬼六が「美少年」の中で
谷ナオミのことを随分思い入れのある描き方をしていた。

彼女には
美しくて
妖艶で
人懐っこい
情のあるイメージを抱いた。

SM女優として最高峰に君臨した彼女を
団鬼六の作品の中で見たいと思った。

「花と蛇」の中で、
彼女は高貴な社長夫人役だ。

切れ長の目に白い肌。
団鬼六がまるで「陶器のよう」と描写した、そのもの。

AVとして最近見たSMモノは
目を背けたくなるよな映像だった。

「花と蛇」もそんな映像のオンパレードだと思っていたが
実際、しっかりと筋書きがあって
SMというよりは喜劇だった。

谷ナオミは亀甲縛り、
ぶっとい注射器で浣腸され
排泄してしまうシーンが一番際どいのに
ビニールで受けた排泄物も敢えて写してないし
下半身や結合部分は全く写さないので
全体的に美しいまとまりだった。

意図されてない笑いが
あちらこちらにちりばめられていて
あたしは可笑しさを噛み殺すのに精一杯。

あたしがもしSMという嗜好に興奮を求めて
この映像を見ても
あまりに質の高い滑稽さで萎えてしまうだろう。
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