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前彼未踏

2006-01-13 01:48:59 | 大宮サンセット
前の前の前の前の彼氏、Tと会うことになった。

大学を卒業して
最初に入った会社の同期だった。

今思うと幼い恋で
1年もたなかった。

あたしの何気ないひと言から
その飲みに
今の彼氏も来ることになった。

あたしは
今の彼氏を見せつけたいというわけではなく

彼氏は
嫉妬してるというわけでもなく
心配だからというわけでもなく

多分
空前絶後なそんな飲みも
やってみたらおもしろいかもしれないと思った。

Tの本心はわからないが
おもしろいと思ってくれたのかもしれず
彼氏の同席に同意してくれた。

最後にTに会ったのは確か3年前で
あまりイケてるイメージがなかったのに

今日会ったTはすごく痩せていて
かなりいい男になっていた。

眼鏡や財布や時計やコートやスーツや鞄に
少しずつお金をかけてる雰囲気。

変わってないのは
背中の滑らかなフォルム。
見慣れたなで肩・・・
懐かしい光景だった。

あたしは
左側の髪がはねたままだったことと
まゆ毛を描き直さなかったことと
冬の間に増量したことを
激しく後悔した。

パチスロも
風俗も
キャバクラ通いも
サラリーマンの娯楽を
やりつくした感があるTは
大人の男の匂いがした。
けれどもおじさん臭くなかった。

付き合ってたころは
どこか醒めてる感じがしたのも
今は丸くなった気もした。

2次会の居酒屋から
彼氏が来た。

目の前に
前の男と今の男を並べて
悦に入る。

悪趣味だ。

どんな球を投げても
それをストライクとして受け取る技は
出世する営業マンならでは。

Tと同期になってから
彼がやっている仕事の説明を何度も聞いてきたけれど
理解できたのは今日が初めてだった。

自分がNEとして
少しは成長できた軌跡。

久々にTに連絡をとったのは
ひょんなことから
Tが係長に昇進したことがわかったから。

同期一の出世街道を歩むことになるとは・・・
あたしの先見の明のなさに愕然。
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