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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【平成26年 3月11日】!

2014年03月11日 | 私事

2014'3 11 細雪が舞う朝を迎えた…

大震災から3年…。

自然災害は世界中で起こっている…

震災後、全国の多くの方々からの支援や協力のおかげで今がある…。

最近、震災後3年というキーワードでいろんな特集を目にする機会が多いが

みんな、それぞれの想いを胸にしまいこんで日々を過ごしている。

津波は残酷だ…!

行き場のない悲しみや怒りの矛先をどこかにぶつけても

誰もが、現実にあんな大きな津波が襲うとは想像もしていなかっただろう。

ただ、以前から30年来「三陸沖大地震」の可能性は高いと云われていた…

大地震だけなら、ここまで大きな被害にはならなかったのだろうが、

未曾有の大津波が東日本の太平洋岸に押し寄せた!

信じられないような事が現実に起きたのである!

今も尚、その傷痕は色濃い…

…しかし、大地震の後に今を生きる人々が学んだ事が多いのも事実。

大地震を後世に伝えていく事も、伝え方もそう…

学んだ事は生かさなければならない!   なにごとも…

学びながら生きると書いて「学生」、学びを生かす事は大人も一緒

学びを生かしていく事は大切な事!

「学びを生かして、困難を乗り越えたその先に未来がある」

大震災を経験した学生達や若者達には被災地の将来がかかっている!

将来、その教訓を生かして活躍してほしいと切に思う。

大人達は震災後の混乱の中、

震災前のレベルまで戻したいと必死に頑張った人…

震災を機に一旦リセットして、早めに次の一歩を踏み出した人…

震災によって求められた多くの事の中、

自身の仕事が需要にマッチングした人…

みんなそれぞれ歩みは異なるが、それでも3年が経過した。

月日の流れの中、震災遺構のあり方にも賛否両論があるようです…

しかし、実際に海水に浸かった構造物の劣化は著しい…

…大震災の風化を語る声も聞こえてくる…

避難訓練の益々の徹底、義務教育課程の教科書への掲載、

試験問題への出題とか、そんなところからも風化を防いでいく工夫が必要では…

「南海トラフ大地震」の想定も目にするが、

「東日本大震災」「三陸沖大地震」が終わった訳ではない…

いつ、どこで大地震が起こるかは誰もわからない。

3年前の3月11日、

多くの方々はいつもの朝のように「行って来ます」と自宅を発ったのである。

最低限、家庭内では 「つなみてんでんこ」 を語り合っておかねば…。

2010年2月のチリ地震津波から私はリュックに備えを用意していましたが

2011年3月11日は北太平洋上で漁をしていて

結果的に大津波を逃れた、南三陸では数少ない1人…

当時の船上での自身の不安や想いは割合するが、

故郷を離れていた事などを含め、被災した方々へのコンプレックスがある。

これは今後も私の人生について回る事だろう…

自分は自分の目の前にある事を頑張って行く事が

被災した故郷の仲間達へのエール!

震災後3年 今は、ほのぼのした話や、感動に飢えている…。