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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

平成17年鮭鱒漁の回顧(1航海目)

2005年07月17日 | 水産関連

5月29日
(花咲港を出港し北上)
出港した22隻はカムチャッカの
ペトロパブロフスク沿岸へ向け北上!
6月1日
(12時ペトロパブロフスク沿岸着、漂泊)
各船に一人ずつ乗り組むロシアのオブザーバーは
例年なら北海道の各港を出港する時点で乗船し
直接漁場へ向けるのですが、今年は
ペトロ沿岸に22隻が集結し、ロシアの監視船から
各船に配置、乗船となった。
源榮丸には ローチン氏 22歳が乗船した。
6月2日
(18時から初網、投網開始)
N56°65,8 E165°11,9~
6月3日
(6時から揚網開始)
紅鮭の割合が良く、笑顔で始まった
今年の操業初日でした。
6月3日~6日まで
(4回の揚網、操業)
この時点で一旦、釧路港へ帰航し水揚げ
する事になった。
早い時期の好相場を狙って!
6月7日
(22時、ロシア沿岸警備艇から停船命令)
艦砲を備えた軍艦のようで
さすがに艦の撮影は躊躇した。
一昔前はスパイ容疑でカメラを没収
される事もあったので!
6人が乗船してきて臨検が始まった!

監督官らしき人4人に水兵が2人、
私は水兵2人にボディーランゲージを
駆使し撮影を願ってみた。
あっさりokしてもらい撮影する事ができた。
その後、紙とペンを使い意思の疎通を図ってみた、
1人がローマ字を書けたので、ある程度の
やりとりができた。
日露合弁事業前には考えられない事です!
2人はセルゲイ氏31歳、ペーツァ氏20歳
艦名はアクロス、約150人乗り組み
というように解釈した。
約3時間で無事臨検が終った。
夜明けに見る艦はすごい迫力でした!
6月10日
(8時、日露のEEZ境界のチェックポイント着)
ここには監視船が常備いて、この監視船からも
臨検を受けたが、艦からの臨検後だったからか
短時間で臨検を終えた。
15時40分、釧路入港!
0時からの水揚げに備えた。
「日本の水産庁の方々が漁艙を封印する」
6月11日
(0時から水揚げ)
漁獲量も少なかったので4時30分には
水揚げも終え、次航海に備えた!

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