本州の南岸沿いを進んだ低気圧の影響で、太平洋岸は大時化に…
千葉から鹿島向けの北上航路は向い風にうねりで低速航走。
夜明け前の犬吠崎沖、白波と共にサンマの群れが跳ねていました…!
鹿島港外から湾口 大きなうねりで高波が連続で折れて来る…
海難事故が多い場所というのが頷けます!
雪にはならなかったが冷たい雨が降り続く鹿島港、
久々に合羽・長靴着用…。
漁船ではあたりまえのように着用していた合羽・長靴ですが
内航船では雨が降らないかぎり、滅多に着用する事はありません!
甲板での荷役作業は、被服(帯電防止糸使用の生地製)の制服に
静電気防止用の安全靴、皮手袋、保護メガネ付きのヘルメット
甲板作業に使用するスパナは防爆仕様、
そして甲板の所々にはアース板があり、時々踏む事になっています!
危険物積載船、船内安全作業の決まり事らしい。
1月20日、鹿島港での荷役後は、時化のため足止めとなり、
21日の夕方まで、元旦以来の休息となりました。
乗船も80日を過ぎ、1月中旬に予定されていた
私の防災訓練講習は、会社の都合により3月中旬まで
延期になったようですが、共に乗船していた方々は
そろそろ休暇、乗員交代があるようです…
漁船時代の後輩達から電話があり、「海外旋網漁船」に
乗船していた後輩も内航船に転職したとの事や、
故郷の幼馴染の後輩は私と同じく40歳を過ぎて海技試験の講習を
受講中との事など、大震災を機に多くの仲間達が転機の様子…
反面、被災した大型秋刀魚漁船の代替船が新造船ラッシュで、
現在内航船に乗船している先輩、後輩の中には
秋刀魚漁船に戻る方向でいるとの話も…
被災地の加工施設も復旧が進んで、サンマ漁は
新時代を迎えるかもしれませんと…