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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【気象津波…?】!

2022年02月02日 | モバイル

1月15日 南太平洋のトンガ諸島で大規模な海底火山噴火があり

気象庁は
日本の沿岸では21時頃から若干の海面変動の可能性はあるが
被害のおそれはないとの事でした…

…16日に日付けが変わってから緊急速報で津波注意報が発令された。
深夜であったからと、予想される潮位が低い事で船には行かなかった…
朝になって各地の状況映像がニュースで流れ、時間の経過と共に被害の有無も報じられ
高知県で係留中の船が沈んだり水没している画像に違和感を感じた…!


潮位の変動で船は沈むのか?
潮の流れが速くなって船と船が幾度もぶつかって
穴があきそこからの浸水で水没したのかなぁ と気になっていたが
船は穴があいて沈んだ訳ではなかった…

夕刻になって、宮城県の松島でも船の転覆と船が沈む被害があった事を知り
身内から被害状況を聞いた。


船には穴もなく、船は海に引きずり込まれるように水没したとの事だった!
短い周期で幾度も潮の満ち引きがあって、その流れも速かったらしい…


どうも納得できず、いろいろ検索し、調べていたのだが

気象庁は気圧の変動による空振が原因の可能性を語った。

それを基に調べてみたら「あびき」と云う現象を知った…
全く知識になかった事だ…!

副振動(あびき)

くり返す満潮・干潮の潮位変化を主振動として
それ以外の潮位の振動に対して名づけられたものであり、
湾・海峡や港湾など陸や堤防に囲まれた海域等で観測される、
周期数分から数10 分程度の海面の昇降現象をいう。

主な発生原因は、台風、低気圧等の気象じょう乱に起因する海洋のじょう乱や
津波などが長波となって沿岸域に伝わり、
湾内等に入ることにより引き起こされる強制振動である。
強制振動の周期が湾等の固有周期に近いものであれば、
共鳴を起こして潮位の変化が著しく大きくなる場合がある。
   気象庁HP参照

あびきについて」 

日比谷研究所のホームページ あびきについての研究を参照

毎日新聞の1月17日記事の記載記事参照

FNNプライムオンライン FEATURE にも 空気の振動=空振 記事

1月16日午後2時過ぎ、宮城県沿岸の津波注意報が解除された事から                    気仙沼港に係留中の船に行ってみたが特段変わった事は無く安心したが

海に従事していても、知らない現象はまだまだある…!                           気を付けなければならない事もまだまだ多いと云う事だ…。