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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【赤と白】!

2021年02月25日 | モバイル

乗船から1ヶ月が過ぎ、加古川で積んだ荷を知多へ運び、夜間の荷揚げ。

朝から名古屋で荷を積み、苫小牧向け…

22日・春霞の名古屋湾、比較的温かく、暖房中の船内は暑いくらい…

この季節に各地を廻る事で、日毎に暖かい日も寒い日もある…。

コロナの3密以外にも風邪などひかぬように

体調管理には気を配って船内生活を過ごす…!

揚げ地の知多のバース付近では紅梅が咲いていた。

工業港特有の赤と白に塗られた煙突やクレーン、鉄塔等…


このカラーリングは何の意味なのか気になって調べてみた。

普段生活してる中での赤と白は紅白とも表され、縁起の良い色合いとして用いられる事が多いけど…

煙突や鉄塔などの細長いものや背景と混ざって見難い物は

航空機(ヘリなども含む)の昼間の視認性の上で危険ですので

目立つように塗装する事が航空法で決まっています。

航空法の言葉で「昼間障害標識」といい、形状で赤(又は黄色)1色や、

よく見かける赤白塗り分けなど決まっており、高さについて2種類でてますが

60m以上のものについての規定です。

昼間障害標識(ちゅうかんしょうがいひょうしき)は、

高さ60メートル以上の煙突鉄塔・骨組構造などの構造物や、

制限表面に近接し航空機の航行の安全に影響を及ぼすと思われる物件などに設置される

赤、または黄赤(インターナショナルオレンジ)と白に塗り分けられた塗色あるいはや標示物である。

航空法および同法施行規則に定められた航空保安施設の一つ。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照。

原則、見難い煙突や鉄塔などについての規定なので

一般のビルには適用はされません。

(飛行場の周辺の決められた空域などで指定されるものなど例外はある)

又、昼間用の一定の航空障害灯

(白色のフラッシュ、夜間用は赤色でこちらは良く高いビルの上についている)を

つけた場合には色を塗るのが免除される場合があります。

よって、東京タワーは赤白ですが、

新しい東京スカイツリーは白で、塗り分けされていないが、

これがついてるのでOKとなっている。

航空法

第五十一条の二 昼間において航空機からの視認が

困難であると認められる煙突、鉄塔

その他の国土交通省令で定める物件で地表又は

水面から六十メートル以上の高さのものの設置者は、

国土交通省令で定めるところにより、

当該物件に昼間障害標識を設置しなければならない。

2 国土交通大臣は、国土交通省令で定めるところにより、

前項の規定により昼間障害標識を設置すべき物件以外の物件で、

航空機の航行の安全を著しく害するおそれがあるものに

昼間障害標識を設置しなければならない。

3 前条第四項から第六項までの規定は、昼間障害標識について準用する。

とあり、工業港特有ではなく、高さによる航空法との兼ね合いだった…!

もっと他の意味があるのではないかと想像してたんだけど…