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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【維持・管理】!

2022年07月13日 | モバイル

機関室内に限らず船の維持や管理は携わる者達の宿命であり、
「継続は力なり」のスピリッツ
同じ志を持つ者達が複数人いる事で強い行動力が生まれる!

船での漁以外の作業は、妥協したり怠ける事で簡単に途絶えてしまいがちになる…
船は劣化や摩滅、消耗の度合いの進行スピードが意外と早く
適切な維持管理が必要な場である。
機関室の油汚れなどは1シーズンでも蓄積する…
機関室は汚れていて当たり前との考え方は、人材確保にもつながらない…
汚れの蓄積の度合いが進むと、清掃の労力は相当大きくなる…!
この辺りに「妥協や怠け」の誘惑が潜んでいるのだ…。
と 私は思っているし、そのように教えられてきた!

減速機が不調で、早4度も補償工事があった…
清掃とペイントを施した箇所、工事に伴う汚れには
正直、何度も心が折れそうになったが、その都度対処 今に至る…
ペイント作業に約1週間、油圧機械の整備に3日間
7月4日~13日までの約10日間をメドに作業予定を組んだ。
エンジン整備作業を終えた機関室・これから漁に挑む船に
敬意を示す意味合いを含めて、漁シーズン前の清掃とペイント作業…
箇所ごとに4人がそれぞれで施す!











貨物船乗船中から添加剤や塗料が不足傾向と云う話を聞いていたので、
早い時期にエンジンメーカーにエンジン色を依頼…
船に届いており、メーカー色なので安心していたが、
異なる塗料だったと云う想定外…
再受注も作業予定日程に狂いが生じる事で予定作業の変更を余儀なく…











油圧漁撈機械の整備と船内・機関室内のペイント作業、手順的に少し気にくわないが、気持ちを切り替え
天気とも相談しながら作業内容をやりくり…

13日・冷凍機を起動、各艙の冷却テストも順調にいき、全体作業前の準備作業が
無事に済み、どうにか帳尻は合った…!









日程はまだ定まらないけど、全員集合までの間
本格的な仕事を前に少し休養する…。