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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【作業の定義】!

2021年04月06日 | モバイル
乗船75日が経過し、乗船時のメンバーが全て交代、休暇に入った。
期間雇用の身ではあるが、一連の流れを視てきた…。

船上では各当直の他に甲板作業があり、
似たような作業であっても内容や工程はその船特有と云うのが必ずといっていい程ある…
漁船もそうであるように…

船内はいつも同じメンバーが揃って継続していくのは稀であり
新しく加わるメンバーと云うのは、早くその船内に慣れようと気を張る…!

船内と云うパズルがあったとしよう、埋められているピースを1つ代えなければならない時
そこに埋めるピースは形成しなければ合致しない…

…乗る船を変えると云うのは、慣れた船から慣れない船への移動であり
いろんな違いはある程度覚悟し、1日も早く慣れて歯車にかみ合うように
普通は努力する、どんなベテランであっても…

例えば・極端にだけど
作業が遅いと言われるのが嫌で急いだ結果 作業が雑な人…
逆に作業が雑だと言われるのが嫌で丁寧にした結果 作業が遅い人…
などと受け取られてしまう場合もあるので、最初の一歩は難しい…。
これは漁船でも同様な事例を経験したり・見たりしてきた…

先ずは慣れる事から始まるが、それらを定義と捉える…

時に一線を画す場合もみられるけど…

「郷に入れば郷に従う」

余程の事がない限り、船内の歯車を狂わせる事があってはならない…

各々、各個人によって感受性も異なり
身を置く環境下にも左右されるけど、
「その船のその作業の定義」を掴む事は必要で、
ノウハウの他にも、その定義に応用を効かせられるようになるのは大切だと思う…。



仕事に対する意志は、根本的に自分を見失わない事に尽きるが

慣れ親しんだ職場であっても何等かの理由で新たな職場に移る事もある…

ノウハウも定義も日々学び、実用していきたいものである…
人生一生勉強だな…!