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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【ROUTE】!

2014年02月11日 | 私事

最近、また地震が多くなってきた!

2月11日、東日本大震災から2年11ヶ月…

もうすぐ3年になりますが、復旧・復興はまだまだ遠い…

小・中学校の校庭には、まだ仮設住宅が立ち並ぶ!

子供達に校庭が戻るのはいつになるのやら…

震災後の復興工事作業による工事関係車両等で

我々の 生活道 Route45(国道45号線)は交通量が大幅に増加

気仙沼向けの下り車線は朝、気仙沼からの上り車線は夕方と、

土曜・日曜日以外は連日の渋滞である…。

日昼は渋滞とはならないが、運搬車両からの飛び石が頻繁、

歩道を歩く子供達なども要注意である!

何とかならないかなぁ  と思いながらも 我慢せざるをえない…!

交通量の増加に伴いアスファルト舗装も凸凹が多くなった!

生活道(国道45号線)、南三陸町内の海岸沿いの地点に

海が荒れている時の走行時、まともに波が吹きかかり、

大潮時には海水が道まで浸水する箇所がある!

仮橋もまだ仮橋のままである…!

まだまだそう云う「Route」なのである…!

防潮堤の高さや是非をめぐる論議もあり、

「決まらないから 進まない工事」が多く、復興は遅れている…

「防潮堤」と云うよりは「防津波提」もしくは「津波提」

呼び方を変えただけでイメージやニュアンスも変わってくる。

津波被害の現実は「防潮堤」を覆したのだから…!

◎2020年の東京オリンピックも大切でしょうけど、

「日本の東日本という箇所が怪我をして応急処置していました、

しっかりと手当しなければ傷は治癒しません」!

(伊豆大島も しかり、必要であれば手術も辞さないように)…!

消費税増税の前に、いつの間に決まったのかわからない

復興特別税の徴収!

それでも復興が加速しないようでは、

東京オリンピックに関心も持てず、喜べない方々は多い…!

…2月10日、雪の影響もあって生活道Route45は本吉地内から大渋滞

朝6時に自宅を出発して船には8時30分着…!

いつもの朝は1時間程度で到着するのですが…。

前日9日が日曜日だった事もあり、岸壁近くでは多くの方々が

雪かきに追われていました。

積雪は結構ありましたが、南三陸と比べると

気仙沼は若干雪が少ないようでした。

それでも船の融雪には3時間半を要した…。

散水(海水)で融かしていくので、雪かきよりは身体が楽ですが、

湾内と云えど海水温はまだまだ冷たく、

雪がシャーベット状態になってからも、なかなか流れない…

長靴越しに冷たさが沁みてくる…

時間がかかる分、いろんな所に眼が行く!

昨年乗船し、秋刀魚漁に従事、いろんな作業をしてきましたが

ホースを持ちながら融雪(散水)していると、意外な発見があったりする!

気付かなかった事を見つけたり、思いおこしたり、再確認できたり…

船に着いた時間の下部機関室内温度が+7℃ 

上部機関室内温度は+3℃でしたが

船を出る前は下部機関室内温度が14℃ 上部機関室内温度は7℃

補機を起動していてもこの程度である…

まだまだ寒さは続く気仙沼港である…!

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画像は少しずつ漁船が係留できるようになってきた気仙沼港、出港岸壁!