6月13日、6時30分に釧路港を出港
Co 70°チェックポイント向け!
13時40分 チェックポイント着、「ジアナ」からの臨検後北上、
今回も1区での操業なのでカムチャッカ東岸ペトロ沖の
チェックポイント向け!
2航海目の航海中(沖出し)は作業が無く当直のみ、
ハードな水揚げの疲れを取る為、
当直後入浴しては就寝というサイクルで過ごす。
(風呂にゆっくり入れるのもこの時だけで
操業が始まるとゆっくりとはいきません)
当直後~次の当直までは8時間、入浴後の就寝は爆睡です!
それでも航走3日目ともなると幾分疲労も和らぎ、
次の当直前に目が覚めるようになり、
乗組員仲間は各自、寝台で読書やDVD鑑賞をしているようです。
私もノートPCを開きノートに書き溜めていた事を
打ち込む余裕ができた。
6月16日03時、カムチャッカ ペトロ沖のチェックポイント着。
N52°08、 E158°50、
1航海目の帰港時と同じロシアコ ーストガード
(185)「サハリン」からの臨検!
この朝は(01時頃から夜が明ける)霧もなく、
沖出しという事もあり30分程で臨検が終わり、1区の漁場枠向け!
途中、航走コースの西10海里程でカムチャッカ沿岸沿いを
6月17日15時、「68善龍丸」と会合し
今航海は1区漁場枠の北側で操業中の僚船に並び、
ライン際からは離れた位置に操業ポジションを取り20時、
N58°04、 E166°57、から投網開始!
6月19日、2回目の揚網には、指揮船「18栄久丸」からの臨検。
(揚網立ち会いと漁獲した鮭の10匹単位での計量)
珍しく連日良い凪で気温も海水温も例年以上に高くなり、
無風で湖のような海!
北緯50度以北とは思えない程で
前航海とは 体感温度がまるで違う。
(この陽気?
のおかげで酷かったしもやけは大分回復しました(笑))
6月25日、7回目の揚網は「8光洋丸」から臨検。
29日、この日は5海里隣に並んで操業していた昨年の指揮船
「18鹿島丸」(今年は操業船)と一緒に「8光洋丸」から臨検!
海区移動や帰港して行く、
操業ポジション付近では日増しに海水温が高くなり
漁模様は低調気味に…
7月2日、1区での最終回はこれまで14日間続いてくれていた
最高の凪が一転し、揚網開始の頃からうねりが高くなり、
次第に南風が吹き始め、一気に海一面が白くなり嵐となった!
久々の時化の中での揚網は船足も低い事から
甲板は異様な揺れで、船にはいとも簡単に波が乗る!
凪に慣れてしまっていた分、余計に大変でした。
ともあれ連続15回(前航海20回、計35回)の操業で
1区漁獲枠をクリアし南下帰途。
時化も 治まり、4日朝3時30分、ペトロ沖のチェックポイント着、
立ち込める霧の中、
ロシアコーストガード(170)「ネバァ」から臨検!
日露漁業境界線のチェックポイント向け。
帰途航走中の5日夜からは、海水温が下がり
寝台にいても寒く感じるようになった。
(船内寝室では海水温の変化で船内気温が著しく変わる)
(エンジンの排気温度も下がるので海水温度計を見なくても
海水温の変化を知る事ができる)
緯度線は46°台。
3区操業枠の西側を航走中ですが同緯度内である。
3区はまだ海水温が低いと予想できます!
次の航海はまだ2区か3区か未定のようですが…
6日18時40分、チェックポイント着、
ロシアコーストガード「ジアナ」から臨検!
19時30分、無事臨検を終えて日本の領海内へ!!
いつもながら日本の領海内に入るとほっとします。
船は釧路港向け!
(チェックポイント~釧路港までは約7 時間)
7日02時過ぎの入港予定で7時まで水揚げし、
残りは7日の晩に水揚げ、揚げ後即出港の予定が組まれました。
尚、 乗組員は皆元気です!!