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心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

キンカンぬってまたぬって~

2009-02-09 | 植物・畑・公園
                        (半紙)



先週の絵手紙教室のとき、Eさんがお庭にたわわになった金柑を皆さんにって
たくさん持って来て下さり。



そのままがぶっと頂いてもよし、焼酎に漬けてもよし、シロップ煮にしてもよし。
きんかんは風邪予防となる抗菌作用のあるビタミンCがたっぷりとか。
それに何よりも美味しい!

じゃあちょっと絵を描いて何かひとこと書いて~と言われて、
きんかんぬってまたぬって~♪って歌っていたら、
あの虫さされにきくキンカンは、この金柑からできてるのよと、どなたかが。

で、「きんかんぬってまたぬっての素」

ええ~そうなの?とびっくり 

でもね、今金冠堂のHPで検索したんだけど、どうも違う気が・・

でも、Eさんの金柑のお蔭で、またひとつ話題が増えたわん 

教室ではその後、あちらこちらでこの歌が・・

きんかんぬってまたぬって~♪





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神奈川県代表書家展ご案内

2009-02-08 | 書展・展覧会情報

2月11日(祝)~17日(水)に開催される神奈川県代表書家展のご案内。
横浜JR桜木町駅下車、徒歩1分のぴおシティ3階、ゴールデン文具内にある
ゴールデンギャラリーにて。

昨年11月の神奈川書家三十人展にも出品されておられた石川芳雲先生はじめ
石原太流氏船本芳雲氏中原茅秋氏1/16のブログでもご紹介した石井抱旦氏
昨春ご紹介した仙場右羊氏、齋藤香坡氏城所湖舟氏高橋静豪氏などなど会派を越えて、
漢字、かな、近代詩文、前衛とさまざまな作品が楽しめそう。

お近くにお出かけの折には、ぜひ~


桜木町駅の創造空間9001では、新進作家展も同時開催中。




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たくさんのものを見て聞いて感じて

2009-02-07 | つれづれ
                         「萬」



書を始めた頃は、所属する会の色の中にどっぷりと浸かっていて、
他の色を見ようという発想が薄く。
薄いどころか、いいなぁって思ってはいけないのかなというような
どこか宗教に似た世界があって。

でも今、団体からは少し距離を置いてみると、
自由にいろんな書風を楽しめるようになったし、いいなぁって思えるものが増えた。

可笑しな話だけどね 

ゲイジュツはもっと自由でなきゃ。
小さな型にはめよう、枠に入れようとするから、
どんどんちっちゃくなって、余計に隣人が気になり、愛せなくなるわけで。

いいものはいい。
好きなものは好き。
そう言える書道会であってほしいなぁって思う 

そのためには、自分を持たなきゃ。
きっとそれぞれが、自分に自信を持てたら相手を受け入れられるわけで。

それは書道会に限らず、日々の人間関係もきっと一緒。

まずは自分が自分を信じられなかったら、人と人との関係も広がらないって思う。

どんな自分でも、何かひとつでも、自分を信じられたら 


今日のお題は「萬」 (よろず)
たくさんの物を見て聞いて感じて。
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人は変われるんだってば・・

2009-02-06 | つれづれ
                          (半紙)



まだ二十代の頃、父と「人は変われるか、変わらないか」で議論したことがある。
父は、年を取ると人は変わらないものだ・・と。
その頃の私は、人は変わりたいと思ったらいくつになっても変われるんだ・・と。

・・どっちだと思います? 

今もどこかで、人は何か強烈な出来事や出会いがあったら、変われるんだって思ってる。
もちろん、その出来事や出会いも変わることもいいことばかりじゃないけれど。。

年を重ねるごとに、気がつくと父や母に似てきた自分に気づき
はたまた今まで気がつかなかった自分の性格やらを、人からまざまざと提示され
がちょ~んとなる今日この頃。

そ・・そんなはずじゃ・・と焦る部分あり
そういえば・・と思い当たる部分あり
そうだったのかぁ・・と思い知らされる部分もあり 

そんな折、見つけた山頭火の句。
「ぬいてもぬいても草の執着をぬく」

雑草の生きるたくましさ、図太さをため息まじりに感じる句でもあり
キライな自分を変えよう、変えたいと思いながらも、
なかなか変えられない自分への執着を疎ましく感じている今の自分の心に
ちくっ と一撃の句でもあり。 

疎ましいって感じで、ひたひたと書いてみたのだけど・・

ぬいてもぬいても、ぬき続けることになろうとも、
人は、変わろうと強く強く思えたら、いくつになっても変われるんだって信じて
今よりも自分を好きになれるように・・変わりたいなぁ・・ 






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梅一輪が運んでくれるもの

2009-02-05 | つれづれ
                          (はがき)



前回の絵手紙教室でのお題は「梅」の字。

一応絵手紙教室なのでね・・と、皆さんなかなかアイデアたくさん。
梅の字の毎の部分を梅の花に変えた作品を書かれたNさん。

それをヒントに描いてみる。
花は可憐でも幹は、意外と太くてゴツゴツしている木の部分は力強く。

そして教室はお休みしても、Nさんに作品を預けて来られたSさんは、
半紙に梅の花を大きく描かれ、「梅一輪一輪(ほど)の暖かさ」のことばを添えて。

Sさんは、先週の教室に久々に戻ってこられたばかり。
色々な出来事にも、いつも前向きに向き合おうとされるお姿に、頭が下がるばかり。

今回の作品を拝見して、幹と比べて断然大きく描かれた梅一輪に、
Sさんの思い、願いを感じて、思わず目頭が熱くなり・・


 ←Sさんの作品を参考に(半紙)


私ならごく当たり前のように、太い幹とは対照的に梅の花は小さく描くところだけど、
自分の心のままに描かれたSさんの大きな梅の花は、静かに心に響いて。。

教室ではそれぞれの梅の花が満開で、一足先に春がやってきました。
梅は小さな花なのに芳しい香りを漂わせ、心にあたたかいものを運んでくれますね



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書は時間を表現すること・・

2009-02-04 | 書の話
                       豊口 和士氏の作品



先日の展覧会のギャラリートークで、豊口氏がこんな話をされていて。
ふむふむ・・と思ったので、ご紹介。

篆刻というのは、方寸の中で彫った部分と彫らない部分があり。
彫った部分には時間の運動があり、彫らない部分には時間の運動がない。

けれどその、時間の運動のない=彫っていない部分にも意味があるのだと。
つまり、書や絵画で言うところの余白の部分。

先日の豊口氏の作品は、そんな余白、余韻を感じさせる作品。。
タイトルはこの2点で一つの作品 「作品2009 Ⅰ・Ⅱ」
右の作品の太い縦の線の左側下には、土のはね返りのような点点・・

跳ね返っている時間の運動が確かにそこにあり、けれどその運動の意味は
何も書かれていない余白(運動のない時間)の部分がないと生きてこないわけで。

その余韻というか、見えない聞こえない、あるいはにおわない・・部分を
いかに余白、空間でもって表現するか・・そして感受するか。

白を生かすか、白を攻めるか、それはそのときの作品によって違ってくる。
そして、余白のきいた作品だけではなく、墨で一杯に書かれた作品にも、
実は意識された白(運動のない時間)があるわけで。

そう考えると書は、時間を表現するゲイジュツなんだ・・と改めて思った


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なんでもござれ~!

2009-02-03 | 季節もの
                         (半紙)



今日は節分。
豆まきします?

今年は母が「あなたこういうの好きでしょ」と言って、ヒイラギと豆殻の枝の
玄関飾りをくれたので、先週末あたりから飾ってました。

でもここのとこ強風で何度も飛ばされていて、なんだか縁起が悪そうな気がして
今は下駄箱の上の棚に鎮座されとります。


今日のお題は・・「瑞気集門」(ずいきしゅうもん)
このことばは、書ではわりとよく書くことば。このブログでも何回か・・。

瑞気・・おめでたい気が
集門・・家の門に集まってきますように

節分では普通「福はうち~鬼はそと~」ってやるけど
私は昔から「福はうち~鬼もうち~」ってやってる。

人間、いつも「福」ばかりでは、だんだんいつもそこにある「福」に
気づかなくなるって言うじゃあ~りませんか。。

それに「鬼」にだってきっと言い分もあれば
「鬼」であるがゆえに気づかせてくれる何かもあるやもしれませぬ 

なんでもござれ~。
そんなどでかい心でいたいものです 



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金魚はすごいのだ

2009-02-02 | つれづれ
                      和紙  (12cm×16cm)



Sさんから聞いた話。

Sさんの友人が最近、金魚を飼い始めたとか。
そして毎日水槽で泳ぐたくさんの金魚が、物音に驚いて一斉に方向転換する様子を見て、
ふと思ったそう。

なんで金魚はぶつからないんだろう

鰯の大群も一瞬にしてぶつかることなく、方向転換をしているのを見たことがあります?
あれは、ちょっと調べたら、魚類には「側線器官」と呼ばれる優れたセンサーがあって
そこに刺激を受けると、その強さや方向を正確に把握することができる故とか。

またある方によると、魚は仲間とある一定の距離感を保って、
隣で泳ぐ魚と同じ方向に進むという性質によるものだと。 

そして、鳥はリーダーが居てその方向を決めているけど、
魚にはリーダーが居ないってことだと。

前者のセンサー説は科学的、後者は哲学的?

人間社会では、良くも悪くもリーダーが居た方が、皆同じ方向に進むような気がするけど
つまり、リーダーが居ないと皆好き勝手にバラバラの行動をしてしまいそうだけど
自然界では、リーダーがいても居なくてもちゃんと秩序を持って生きているんだなぁ・・と。

最近つくづく思う。
ありきたりだけど、自然界から教わることはたくさんあるなぁって。
人間は全然特別な生き物じゃなく、地球の自然のごくごく一部なんだって 




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審美社書展へ

2009-02-01 | 書展・展覧会情報
               右の2点山後さんの作品 古文「道」より  



昨日は幸い雨もやんで、横浜市民ギャラリーで明日2日まで開催中の審美社書展へ。
文字性の作品は1割位かな。ほとんどが非文字性の抽象作品。

会場で桃太郎さんと会い、
今回出品されている山後さん(HPは→こちら)上木さん、関さんと作品について、
はたまた表現活動について熱く語り合い 


 
左から山後さん、上木さん、桃太郎さん、関さん
はいチーズ!の代わりに「あっは~ん」って言ったらこの顔に 

中央の白い作品は、写真では良く見えないけれど上木さんの甲骨文による作品。
ボードに壁面用の新建材を塗って、乾かして、文字を削ったもの。


ちょうどギャラリートークも始まり、会場はすごい人数に。


 
↑グラフィックデザイナーが本職の堀内さんの作品。
新しいタイポグラフィーとして確立される日が楽しみ。

山後さんの「道」について解説があり。トップの写真の・・
左のは、囲いの部分は「行」の甲骨、その中に「首」があり
右のは、へんは「行」の左側の下に「歩」、つくりに「首」があると。

古代、戦いのあと敵の首を持って凱旋した様子を表しているとも。
その意味から「道」という文字が生まれたとしたら、う~ん・・ちょっといやだなぁ。。

山後さんは、1/24~28までフランスはリヨン郊外で開催された「シラ国際外食産業見本市」で
書のパフォーマンスをされて帰国されたばかりとか。
その興奮の模様を、息する間もなくお話下さり、大いに刺激を受ける。


ちょっと気になった作品は・・「ゆらぎ」という作品。


            ↑(全体)

 
            ↑こちらは作品アップ  

約1cmの縦線が淡々と心のリズムを刻んでいるよう。
一体何本の心の線を数えたんだろう・・・と


そして関さんの「イマジネーション」 甲骨文字の「天・鳳・魚」より。



 
↑作品のアップ 血管のようにうごめいている様にみえる

関さんとは、お顔はもう20年位前から存じ上げていたけど、昨日はあれこれ意気投合、
同世代として刺激し合い、何か具体的に動いてみようぞよと励まし合い。

一人ではなかなかできないことも、仲間がいれば勇気も湧くってもんさね。
もうずっと前から桃さんたちとは話していて実現していないこと、
本気で動いてみようかな・・とワクワクして帰宅。

できるかな・・。
いやいや、・・じゃなくて、とにかく始めよう。



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