片倉城跡公園の湿地で黄色い目立つ花が咲いていたので調べてみるとクサレダマ(草連玉:サクラソウ科の多年草)でした。マメ科のレダマという落葉低木の花に似ており草本なのでこの名前になりました。この辺りでは長池公園で見たことがありますが、ここでは初めて見ました。山中の湿地で生育しますがこの湿地改修の際に紛れ込んだものでしょうか。
コケオトギリ(苔弟切:オトギリソウ科の1年草~多年草)が4輪咲いていました。咲き始めなのでこれから沢山咲くでしょう。花は直径5~8mmと小さいのでよく見ないと見落とします。名前は小さいオトギリソウの意味。
すぐ傍にトウバナ(塔花:シソ科の多年草)が咲いていました。花の穂を塔に見立てたもので薄い紫色のものや白いものもあります。
同じくすぐ傍にカラスビシャク(烏柄杓:サトイモ科の多年草)も1輪咲いていました。ウラシマソウのように花序の付属体が糸のように長く伸びているが、それを入れても草丈は20~40cmぐらいで小さい。
林下でホソヘリカメムシ(細縁亀虫)に出会いました。幼虫・成虫ともマメ科の子実を吸汁するためマメ科の害虫となります。
ヒメザゼンソウがまだ咲いていました。
ヤマモモの果実が赤くなっていました。
公園の上部の畑地で
ヤブカンゾウ(藪萱草:ツルボラン科の多年草)が咲いていました。よく似た花にノカンゾウがありますがこちらは花弁がすっきりしていて縮れません。
花は萎んでいますが沢山のコマツヨイグサ(小待宵草:アカバナ科の越年草)がありました。北アメリカ原産の帰化植物。
湯殿川ぞいでは
沢山のウマノスズクサが咲いています。こんなに沢山の花を見るのは初めてのことでジャコウアゲハが産卵しなかったおかげです。
カワセミの若鳥に出会いました。
以上