6月27日。小宮公園へ行ってきました。
くぬぎ平の周りの道を歩いているとコジュケイ(小綬鶏:)が2羽、仲睦まじく?砂浴びをしていました。10mぐらいに近寄っても逃げようともせず続けていました。キジ科の鳥類で中国から移入し定着しています。「ちょっとこい」という聞きなしで知られています。良く歩いているのを見られますが、飛ぶことも木に止まることも出来ます。
コバノカモメヅルがここでも咲いていました。写真はありませんがオオカモメヅルも咲いています。
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)
くぬぎ平では一面のオカトラノオ(丘虎の尾)です。
くぬぎ平からかわせみの小道にかけて種々の花が咲いていました。
ヤブミョウガ(藪茗荷):ツユクサ科の多年草。
ハエドクソウ(蝿毒草):ハエドクソウ科の多年草でこの根からハエトリガミの粘着草が取れた。
チダケサシ(乳茸刺):ユキノシタ科の多年草。長池公園にも咲いていましたが、ここではあちこちで多く見られました。
フジカンゾウ(藤甘草:マメ科の多年草):この花も花期は8~9月といわれますが多く咲いていました。
ミミガタテンナンショウ(耳形天南星:サトイモ科の多年草)の果実は赤くなり始めていました。
オオバギボウシ(大葉擬宝珠:キジカクシ科の多年草で別名トウギボウシ)もあちこちで咲き始めていました。
草地広場では
ギンパイソウ(銀杯草)が前に来たときには沢山咲いていたのですが、まだ1輪だけ咲いていました。ナス科の多年草で南米アルゼンチンからチリーにかけての原産の帰化植物。花期は6~9月。茎は地を這い強くてよく増えるためグランドカバーとして利用されます。
果実では
ツリバナ、サルトリイバラに若い果実が出来ており、写真は付けていませんがイチヤクソウ、ウメガサソウ、クチナシグサ、ヒメリンゴ等にも出来ていました。
ツリバナ(吊花)の若い果実:ニシキギ科の落葉低木で果実は熟すと5裂し赤い仮種皮に包まれた種子が吊り下がる、
サルトリイバラ(猿獲茨:ユリ科の落葉つる性木本)の若い果実:果実は赤く熟す。
なお、この公園にユーカリノキが3本植栽されていますが、北から2本目の樹に花が咲いていました。写真がないのが残念ですが、昨年咲いていた一番南にある樹の花の写真をご参考までに付けておきます(この樹には来るのが遅かったのか花は付いていませんでした)。前にご報告しましたが、蕾の形が違っていたので花も違うかなと思っていたのがほぼ同じ形の花でした。
ご参考:2022年7月16日撮影のユーカリノキの花
以上