先日タシロランの開花情報をいただいていたので、天気が悪いものの車で長池公園他2公園をタシロランを求めて回ってきました。
タシロラン(田代蘭)はラン科トラキチラン属の多年草で葉緑素を持たない腐生植物(菌従属栄養植物)です。高さは10cmぐらいから高いものは60cmぐらいにもなるようです。姿は幽霊茸といわれるギンリョウソウよりよほど幽霊のように見えますが、花自体は唇弁に赤紫の斑紋があり、よく見れば綺麗な花です。落ち葉が積もった薄暗い場所に生えます。
まず、長池公園の掲示板に掲示されていたというタシロランですが探したが分からなくて公園の方に教えていただきました。自然館前の崖の下に咲いていました。遠いので望遠で撮影した1枚だけです。
中庭に行ってみると保護されているヒルムシロ(蛭筵)が咲いていました。ヒルムシロ科の浮葉生の単子葉の多年草です。田圃の中の雑草だったのが今は絶滅に瀕しています。
次はA公園です。
本命の落葉の積もった場所には1株しかありませんでしたが、割と明るい草原のような場所に2株咲いていました。
1株目のタシロラン
2株目
最後にB公園のタシロラン:ここが一番多く出ていて一部では笹に隠れるようになっていましたが林立していました。
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この薄暗い所にハグロトンボが2匹翅を休めていました。
以上