5月23日。長沼方面へのお散歩を2回に分けてご報告するその1回目草花編です。
石橋入緑地でオランダカイウ(阿蘭陀海芋)が咲いていました。南アフリカ原産のサトイモ科の多年草。湿地性で園芸種名カラーですがここでは野生化しています。
ここから長沼公園へ向かう道路の歩道の隙間には多くの雑草が生育していますが、そこに咲いていた生命力の強いヒナキキョウソウ、ハナヤエムグラ、トキワツユクサそしてドクダミです。
ヒナキキョウソウ(雛桔梗草):北アメリカ原産でキキョウ科の1年草です。キキョウソウとよく似ていますが、キキョウソウは葉が茎を抱きますが、ヒナキキョウソウは茎を抱きません。他にも見分け方法がありますが省略します。多くの小さな種子をばらまき繁殖します。
ハナヤエムグラ(花八重葎):ヨーロッパ原産でアカネ科の1年草で荒地等で生育します。
トキワツユクサ(常盤露草):南アメリカ原産でツユクサ科の常緑多年草。やや湿った場所に生え群落を形成する。匍匐性の性質を持ち、種子でも増殖しますが、1本の茎さえあればどんどん増殖し生育します。ツユクサの花弁は2個ですがトキワツユクサは3個です。
あちこちに沢山咲いているドクダミ(毒矯み)が沢山咲いていましたが、花弁状の総苞が5個のものは見つかりませんでした。中心部にある花穂が開いていて黄色い雄蕊が見えます。
長沼公園に入ると
サイハイラン(采配蘭)が満開でした。ラン科のラン科の多年草で花序の形が昔の武将が持つ采配に似ていることから名付けられた。冬でも残っている1枚の葉に1本の花径が出ています。1個の花はラン科の花の特徴を持っています。
ナルコユリ(鳴子百合):キジカクシ科アマドコロ属の多年草。花の咲く様子が鳴子に似ているため名付けられた。よく似たアマドコロの茎には角があるが、ナルコユリの茎は角がなく丸い。
あちこちにタマノカンアオイ(多摩の寒葵)が咲いていました。
思いがけない所にアオテンマ(青天麻)が1本咲いていました。この公園では初めて見ました。
なお、野猿の道にはツルニンジンが保護されていて、蔓が多く伸びていて垣根状に仕立てられていました。花期が楽しみです。
以上