先日訪問した際、クチナシグサがまだ蕾だったのでもう咲いているかと思い見に行きました。咲いていてくれました。ハマウツボ科の半寄生2年草。他の植物の根から養分を吸収するが自分でも光合成できる。果実がクチナシ(梔子)の果実と似ている。
他に咲いていた野草は
草地にハナヤエムグラ(花八重葎):アカネ科の1年草でヨーロッパ原産の帰化植物。小さな薄いピンクの花が群生していました。
ひよどり沢にはチョウジソウ(丁子草):キョウチクトウ科の多年草で花期は5~6月。
同じくエビネ(海老根):ラン科の多年草で花期は4~5月。2株ありました。
ここでもキンランが咲き始めていました。
木の梢でホオジロの雄が胸を張って囀っていました。
咲き始めたコデマリの花にアゲハチョウ(アゲハ、ナミアゲハ)が吸蜜していました。
コデマリ以外にも木々の花が咲いていました。
ヤマツツジ(山躑躅):ツツジ科の半落葉低木。ヤマツツジの葉は春と夏から秋の年2回出る。秋の葉は輪生して冬を越すので半落葉樹に分類される。
ミズキ(水木):ミズキ科の落葉高木。5~6月に散房花序を出し小さな白い花を多数つける。よく似たクマノミズキは1か月ほど遅れて花を咲かせる。
たんぽぽの小道の裏側にはカマツカ(鎌柄)が群生し沢山の白い花を付けていました。バラ科の落葉小高木で材が固くて折れにくいため鎌の柄に使われたため名付けられた。果実は秋に赤く熟す。
ひよどり沢にはハナイカダ、ニシキギ、ツリバナが咲いていました。
ハナイカダ(花筏)に雌株があり雌花が咲いていました。ミズキ科の落葉低木で雌雄異株。葉の中心部に花が付く。雌花は普通1個付き花弁は3~4個が普通ですが、2枚目の写真の花は5個の花弁が付いています。
ニシキギ(錦木)も咲いていました。ニシキギ科の落葉低木で紅葉が美しく錦に例えた。花は両性花で果実は熟して裂けると橙赤色の仮種皮に包まれた種子が出て来る。
ツリバナ(吊花):ニシキギ科の落葉低木で花は両性花。果実が面白い。熟すと5裂し朱赤色の仮種皮に包まれた種子が5個、果皮片の先に吊り下がる。
サワフタギの花はまだ蕾でした。
今年は暖かくて花の開花時期が早まっているのが多いようです。
以上