2月9日以来の平山城址公園・薬用植物園訪問です。もっと花の種類が咲き進んでいるかと思いましたが意外に咲いていませんでした。
いく途中で
シキミ(樒:シキミ科の常緑小高木で有毒植物)が咲いていました。この木は古くから仏教との関係で邪気払いやお清めに使われ、関西では現代でも葬儀、仏壇やお墓の供え物としてよく使われています。
ショカツサイ(諸葛采:別名ムラサキハナナ(紫花菜):アブラナ科の越年草)も咲いていました。菜の花が咲いているので早くはないと思うのですが、他ではまだ見たことがありません。
人家のジンチョウゲで咲き始めているものがありました。
先日見つけた北野街道のフラサバソウは今日見てみるとかなり多く生育していました。今までどうして気が付かなかったのか不思議な気がします。花が小さいく目立たないためでしょうか?
平山の住宅地で
ヒメウズ(姫烏頭:キンポウゲ科の多年草)が少しですが咲いていました。こんな歩道の隙間に咲いているとは。
同じく平山の人家の庭にあるハラン(葉蘭:キジカクシ科の常緑多年草)に果実が出来ていました。4~5月頃に花が咲くらしいのですが私はまだ見ていません。
平山城址公園には特に何もなく薬用植物園に入ります。
エンゴサク(延胡索:ケシ科の多年草で塊茎を薬用に用い生薬名を延胡索といいます。)が咲き始めていました。
湿地にフキが咲いていますがここのフキは色が赤い。青いフキも赤いフキも同じフキです。
アマナの大きな群落があり葉が茂っていました。花が咲くと見事でしょう。
コセリバオウレン(小芹葉黄連:キンポウゲ科の多年草でオウレン(黄連)の変種。黄連は生薬。)が咲き残っており果実も同時に見られました。
見本園で他のオウレンが見られます。花ではほとんど見分けが付きませんが、葉の違いが種々あるようです。
セリバオウレン(芹葉黄連)
キクバオウレン(菊葉黄連):花ほとんど枯れていたので花と別の所に少しだけ付いていた葉の写真もつけました。
キクザキイチゲ等イチゲは日当たりが悪かったせいか、時期的に早いのかでまだ花がはっきり開いていませんでした。
キクザキイチゲ(菊咲一華:キンポウゲ科の多年草)
ユキワリイチゲ(雪割一華)
コシノコバイモ(越の小貝母:ユリ科の多年草で新潟県(越後の国)に産するという意味。):カイコバイモと違い花の肩が怒り肩です。これもはっきり咲いていません。
ミスミソウもまだ蕾です。
オニシバリ(鬼縛り:ジンチョウゲ科の落葉小低木)が咲いていました。
一足先に咲いていたナニワズはまだ咲いています。
以上
ミスミソウのつぼみ!ボチボチですね。わたしも今月中旬〜下旬になつたら、雪割草を観に行きます。