1月24日。久し振りの長池公園散策です。
築池にはカルガモ以外にマガモの群れがいました。水浴びなどをしてゆったりと過ごしていました。
マガモの雄
マガモの雌
鳥では他にシロハラが1羽いました。
中央園路のキジョランの葉にアサギマダラの小さな幼虫が沢山いました。こんな1cmにも満たない小さな体で冬を過ごせるのでしょうか?無事成虫になることを祈ります。葉に空いている小さな穴は幼虫の食痕です。丸く食べるのが面白い。
花は田圃の畔でウグイスカグラが咲いているだけでした。
自然館の中庭にはハナミョウガに果実が鳥にも食べられずに沢山が付いていました。私は高尾山で見たことがありますが果実は少ししか付いていませんでした。中庭にあるため鳥が近づけなかったせいでしょうか?
あとは冬芽です。
自然館の周りにあるヤブサンザシ(薮山査子):スグリ科・属の落葉低木で雌雄別株。花期は4~5月で果実は液果で10~11月に赤く熟す。冬芽は鱗芽で葉痕は三日月形。
マンサクの冬芽:葉芽は鱗芽で芽鱗は2個。1個が取れかかっている。傍に副芽(予備芽)がある。丸いのは花芽で葉痕は半円形~三角形。維管束痕は3個。
外周には
オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子);カバノキ科ハンノキ属の落葉小高木で花期は3~4月で雌雄同株、雌雄異花。赤いのが雌花穂で緑色の大きいのが雄花穂。普通、雌花穂の上に葉芽が付くが取れたのかここでは見えない。代わりに側芽を付けました。葉芽と目花穂は鱗芽で雄花穂は裸芽。黒く丸いのは果実殻。葉痕は三角形で維管束痕は3個。
側芽と葉痕
キブシの花芽
なお、羊歯のイヌガンソク(犬雁足)の胞子葉と思われるものがありましたので挙げておきます。間違っていればご指摘ください。
ながいけの道では
メギ(目木:別名コトリトマラズ、コトリスワラズ、ヨロイドオシ):メギ科・属の落葉低木で花期は4~5月。果実は赤く熟すが小鳥には好まれない。トゲがあるため別名のとおりなのかもしれません。冬芽は芽鱗で小さい。傍には鋭い棘が付いています。
クロモジ
なお、ミツバウツギの果実から種子が覗いているものがありましたので挙げておきます。
最後に姿池では
柳の1種、ネコヤナギ、バッコヤナギ、フリソデヤナギのどれかでしょうか?
ハンノキ(榛の木):カバノキ科ハンノキ属の落葉高木で雌雄同株で雌雄異花。花期は2~3月で尾状の雄花序が2~3個下垂して付く。果実は鞠果状になり翌年まで残る。写真は雄花序と果実殻。果実殻の右方にあるのが葉芽。
以上