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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2024年 湯殿川近辺でバードウォッチング:マルガモ(マガモとカルガモの交雑種)、クイナ(水鶏)等

2024-02-29 19:58:28 | 野鳥

今日は湯殿川沿い等でクイナ目当てにバードウォッチングをしました。

まず、片倉つどいの森公園の「つどいの池」にカルガモとこんな鳥がいました。身体と嘴の色そして顔の模様等にカルガモと違う違和感があります。これはマガモとカルガモとの交雑種でで「マルガモ」と呼ばれている鳥です。この辺りにはマガモも時折やってくるので交雑が発生したのでしょうか?カルガモは留鳥でマガモは冬鳥なのですがこんなことも起きるのですね。

ご参考に2011年2月に湯殿川で撮影したマルガモ(1枚目)と前に撮影したカルガモ(2枚目)を挙げておきます。カルガモとの違いが分かると思いますが、同じマルガモでも種々のマルガモがいるようです。

 

この他に見た鳥たちは

ジョウビタキ(尉鶲:冬鳥)

雄:湯殿川で

雌:小比企の畑地で

後はすべて湯殿川です。

クイナ(水鶏:漂鳥):クイナ科の野鳥で季節により日本国内を移動する。4月~9月は関東以北の北日本それ以外は関東以西の南日本にいる。湯殿川では冬期に見られる。湿原、湖沼、水辺、水田などに生育し、半夜行性で昼間は茂みなどに潜んでいることが多い。従って、見られるのは午後以降や曇天・雨天などの時が多い。足がしっかりしているのでほとんど歩いて移動するが、飛ぶことも出来(見たことがあります)泳ぎも得意とのこと。

 

セグロセキレイ(背黒鶺鴒:留鳥):水浴びをしていました。

 

シジュウカラ(四十雀:留鳥)

コガモ(小鴨:冬鳥)のペア:まだ多くいますが北帰行が近くなったせいか、ペアを形成しているものが多い。

カワセミ(翡翠:留鳥):嘴が全て黒いのが雄で、下嘴が赤いのが雌。

 

オオバン(大鷭:留鳥もしくは冬鳥):今日はバンとは出会いませんでした。

カワウ(河鵜:留鳥または漂鳥):羽根を乾かしているところ。

アオジ(青鵐:留鳥):普通森林や林縁に生息するが、冬季は平地の林縁や藪地などにいる。

以上

 


2024 番外:日野市の浅川・多摩川を散策:イソヒヨドリ(磯鵯)等の野鳥

2024-02-13 14:16:30 | 野鳥

今日は昔よく観察したフチグロトゲエダシャク(縁黒冬枝尺:冬尺蛾の1種)を久し振りで見たくなってやってきました。

枯草が生えている河原のような場所が生息地で2月上旬の日中に出現する面白い蛾です。雄は雌を求めて忙しくギザギザに飛び回り、雌を見つけると急降下して交尾します。雌はフユシャクなので翅が退化して見えませんが、アザラシのような太った体をしています。

今日は残念ながら雄が1頭飛び回っているのを見ただけで撮影はかないませんでした。昔と違って温暖化しているのでもっと早く出現のピークが来ていたのかもしれません。ご参考に2008年3月13~16日に撮影した交尾中のフチグロトゲエダシャクと雌だけの写真を挙げておきます。

 

今日は快晴で暖かく歩くと汗が出るような陽気でしたが、空気は澄んでいて昨日同様秩父や奥多摩から丹沢まで綺麗に見えました。

浅川から見た「ふれあい橋」と富士山・丹沢です。

浅川では数種の野鳥たちが遊んでいました。

ダイサギとコサギの群とカワウ:こんなに多くのダイサギがいるのは珍しいですね。

ダイサギとコサギでは大きさがこれぐらい違います。中心部の1羽がダイサギです。

スズメ

ムクドリ

カワウ

イソヒヨドリの雌:光線の具合で上手く撮影できませんでした。

イソシギ:これも逆光です。

以上

 


2024年 片倉城跡公園近辺:ルリビタキ(瑠璃鶲:漂鳥)もやってきた。

2024-01-29 17:26:11 | 野鳥

午後、片倉城跡公園へ行ってみると今年もルリビタキの雄が来ていました。ヒタキ科の漂鳥で体長14.5cmぐらい。今年もやってくるのを楽しみに待っていました。夏場は亜高山帯で過ごし涼やかな声で「ヒリョヒリョヒュルル」或いは「キョロキョロキョロリ」と囀っているのを聴いたことがありますが、冬場はここのような平地に降りてきます。この写真3枚は同じ個体です。

  

キクイタダキは今朝いたようですが、今はどこへいったのか見つかっていないようです

他に見た鳥はよく見る鳥たちですがシジュウカラ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリです。

ムクドリ(留鳥)

ヒヨドリ(留鳥)

ツグミ(冬鳥)

片倉城跡公園では

下草を刈り取った後に赤いものが見えるので撮影してみるとムサシアブミの果実でした。まだ残っていたのですね。

 

ヤブデマリ(藪手毬:スイカズラ科の落葉小高木)がありますが、下から水平に伸びた枝を見ると対生というのが良く分かり面白い。

その冬芽です。2年枝の各節からの枝が短枝となりその先に冬芽が2個宛付いている様子。

帰り道の公園にあるナンキンハゼ(南京櫨:トウダイグサ科の落葉高木)に沢山の果実が残っていました。この果実は3裂して白い仮種皮に包まれた種子が出てきます。

 

以上


2023年 湯殿川:冬鳥のコガモ(小鴨)がやってきた等

2023-11-03 15:36:52 | 野鳥

今日は11月としては珍しく暑くて、八王子市でも最高気温25℃と夏日になった模様です。

富士山と大室山も秋とは思えないぐらい霞んで薄っすらとしか見えません。良くご覧になれば見えると思いますが。

湯殿川では暑いせいでしょうかアオサギが珍しく水の中に座り込んでいました。

久し振りで出会ったカワセミの雄です。

この暑い日に冬鳥のコガモが12羽やってきていました。2枚目の写真の左側の鳥は雄でしょうか早くも頭の色が変わり始めていました。これからもっと多くのコガモがやってくるでしょう。

 

川岸の並木のハナミズキが紅葉し果実も真っ赤になっていました。

片倉城跡公園では

ヒオウギの果実が真っ黒に熟しています。

以上

 


2023年 番外:日野市の浅川~多摩川:オオタカらしき猛禽類、ヒレンジャク等

2023-03-11 15:54:41 | 野鳥

久し振りで冬尺蛾の1種であるフチグロトゲエダシャクを見たくなり、京王高幡不動駅から浅川経由多摩川の河原辺りを歩いてきました。しかし、今年は暖かく出現時期を誤ったのか残念ながら空振りに終わりました。ご参考までに2009.03に撮影したフチグロトゲエダシャクの写真を挙げておきます。日中に飛ぶ蛾で他の冬尺蛾同様に雌の翅は退化して見えません。

高幡の高幡若宮神社境内にあるケヤキの割合低い所にヤドリギがが付いていましたのでその雌花を撮影しておきました。

 

浅川の新井橋近くでカラスが猛禽類にちょっかいを出していました。下から撮影したのでその模様から同定するほかありませんが今一つ分かりません。多分オオタカではないかと思うのですがお分かりの方教えてください。

同じ場所でヒメオドリコソウを見つけました。私の地元ではまだ咲いていません。

多摩川の河原でフチグロトゲエダシャクを探したが見つからないので、野鳥が水を飲みに来るポイントへ廻ってみました。するとラッキーなことにヒレンジャクの群が水を飲みに来ているのに出会いました。今年は飛来数が多いようです。

 

 

多摩川ではコガモの群がまだ残っており盛んに食事をしていました。

帰り道に浅川の河原でもフチグロトゲエダシャクを探したのですが見つかりませんでした。そのほかの昆虫ではベニシジミやキタテハそしてモンキチョウ等が飛んでいました。

以上