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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2022年 片倉城跡公園及び片倉つどいの森公園の常緑シダ植物(その2/2)

2022-01-07 15:55:29 | 植物

今朝は昨日降った雪が凍っていて滑りそうになりました。それでも朝から半日人間ドックに行き無事終了し、あとは結果を待つだけです。

今回は片倉城跡公園及び片倉つどいの森公園のシダ植物の(その2)で残り4種類です。こんな平地の小さな公園でも10種類見つかりました。しかし、同定がなかなか難しく本当にこれでいいのか心配です。間違いあればご指摘いただくようお願いいたします。

まず、イノモトソウ科の2種類。

イノモトソウ(井の許草)はイノモトソウ科・属の常緑シダ植物で低山の林下や山麓の道端や石垣などに見られる。葉には栄養葉と胞子葉の二つの形態があり、ここに挙げたのは胞子葉でご覧の通り羽片の幅が細くて長い。一方、見つかっていませんが栄養葉は羽片の幅が広く鋸歯辺となり葉柄も短くなります。栄養葉も見つけたいものです。特徴は羽片の基部が中軸に流れて翼となることです。前に多摩森林科学園で見つけご報告済みです。

羽片の裏側:これには付いていませんが、ソーラスは羽片の辺縁に付きます。

ホウライシダ(蓬莱羊歯)はイノモトソウ科ホウライシダ属の常緑シダ植物で多分栽培されていたものが逸出したものでしょう。本来暖地の伊豆半島などの海岸の崖や石垣などに生えます。残念ながらソーラスは付いていませんでしたが、葉縁の一部に付きます。これは以前から見つけていたものですが、この機会にし再掲しました。

 

最後はチャセンシダ科の2種類です。

アオチャセンシダ(青茶筅羊歯)はチャセンシダ科・属の高山性の常緑シダ植物(夏緑性シダ植物?)といわれるが、この冬に青々として生えていました。本来、高山~亜高山帯の石灰岩の岩場などに生えるのですが、千葉県の個人宅で発見されたという報告もあります。

 

アオチャセンシダのソーラス

コバノヒノキシダ(小葉の檜羊歯)はチャセンシダ科・属の常緑シダ植物で山地や山麓の岩上や石垣等に生育する。特徴として中軸の中央が盛り上がるとある。

 

コバノヒノキシダの中軸:中央が盛り上がっています。

特に最後の2種はこの同定でいいのか疑問とするところもありますので、ご指摘・ご教示いただければありがたいです。

以上


2021年 多摩森林科学園ガイドツアー(その2/2):キノコとシダ類

2021-12-17 12:25:00 | 植物

多摩森林科学園ガイドツアーのその2です。

歩き始めてすぐ、見ただけでは分からなかったのですが黒っぽい茸が沢山あることをガイドの先生が指摘してくれました。

ナラタケモドキ(楢茸擬)です。地面だけでなく切株にも出来ていました。このキノコの菌はこの辺りには沢山あるそうで繁殖期になるとキノコになり胞子を放出し子孫を残すとのこと。枯れ木や枯葉の掃除役もしていると。種々の木に付くそうでナラタケ(楢茸)同様食用になります。

  

これはヒラタケ(平茸)。ヒラタケ科・属のキノコで別名カンタケ。味も香りも癖がなく種々の料理で食べられるそうです。

カワラタケ(瓦茸):タマチョレイタケ科カワラタケ属のキノコで白色腐朽菌。枯れ枝や倒木などに多数群がって生える。

シーズンオフでキノコは少なかった。

次はシダ類で

大木の幹に付いていたウチワゴケです。苔という名前ですがコケシノブ科アオホラゴケ属のシダ植物です。葉は葉柄があって高さ1cmぐらいでウチワ状の単葉が特徴の普通にあるシダだということ。湿気があると葉を開くが、湿気がないと葉を閉じて写真2枚目の右方にあるように黒っぽい点のように見える。

 

ここからはガイドツアー終了後、パンフを片手にまた説明板を参考に常緑のシダ植物を探して見つけたものです。説明板が汚れて見えないものや消えているものが多く残念でした。

リョウメンシダ(両面羊歯):オシダ科カナワラビ属の常緑シダ植物で山地の谷間や斜面の湿ったところに生える。

 

イノモトソウ(井の許草):イノモトソウ科・属の常緑シダ植物。人家近くや山地の林縁で見られる。次のオオバノイノモトソウと共にソーラスは羽片の辺縁に沿って長く付く。

オオバノイノモトソウと異なり中軸には翼がある。

オオバノイノモトソウ(大葉の井の許草):イノモトソウ科・属の常緑シダ植物。低地の林床等に生える。

イノモトソウと異なり中軸に翼はない。

これはトウゲシバ(峠芝)ではないかと思いますが、自信ありません。葉は似ているのですが背が低い。トウゲシバならヒカゲノカズラ科・属の常緑シダ植物でスギの幼苗に似て林床に群生する。(lapis様にコメントでご指摘いただきました。カサゴケの仲間の方が有力だと思いますのでご容赦ください。カサゴケの仲間(大カサゴケ、カサゴケモドキ、カサゴケ)だとしても日本では北海道や本州の日本海側などで見られる珍しいものらしいです。ただし、市販され栽培もされているので逸出したものかもしれません。)

 

他にノキシノブやオオイタチシダもありました。

私はキノコもシダ植物も良く分からないのでこれから勉強しようと思います。

最後に樹木のスイショウ(水松)ですが枯葉の上に新葉が出始めていました。高い所から見ると緑色の新葉がよく見えますが、下から仰ぎ見ると枯葉の茶色しか見えません。スイショウはスギ科の落葉針葉樹でラクウショウと同様に水辺を好み松のような細い葉を持つ。

以上

 


2021年 片倉城跡公園:オニグルミ(再掲)、ハクウンボク、イチョウ等の冬芽

2021-12-13 17:16:49 | 植物

今日も片倉城跡公園近辺の散策。

昨日掲載したオニグルミですが片倉つどいの森公園にもっと古いものがありました。

昨日のは毎年刈り取られるので頂芽の顔(葉痕)が1個でした(再掲載)。

今日見付けたのはもっと古い木なので、顔が何個も重なって面白い顔になっています。

側芽もありましたが、これも種々の顔をしています。

 

片倉城跡公園へ行く途中の公園にあるハクウンボクです。

冬芽は芽鱗がない裸芽ですが副芽があります。葉痕は冬芽を取り囲んでおり維管束痕は多数。

ハクウンボクの頂芽

ハクウンボクの側芽

同じ木に果実が弾けて種子が覗いているものがありました。

ハクウンボクの種子:ブナ科の木のドングリに似ています。

イチョウです。これも古い木になると葉痕(顔)が幾つも重なり面白い顔になっています。

頂芽:鱗芽で葉痕は半円形で維管束痕は2個。

側芽

カキノキの冬芽です。冬芽は鱗芽。葉痕は楕円形で維管束痕は多数が1列に並ぶ。

冬芽ではありませんが、コクサギの果実で裂けて種子が見えているものがありました。隣にあるのはまだ緑色をしています。

コクサギの種子

帰り道で見た14:24の月です。

以上

 


2021年 片倉城跡公園:ホウノキ、ハンカチノキ、トチノキ等の冬芽と芽鱗

2021-12-12 16:34:42 | 植物

片倉城跡公園近辺の散策です。

ホウノキに冬芽が出来ていました。ホウノキは葉が大きいだけに冬芽も大きい。冬芽は鱗芽でキャップのような芽鱗(2個の托葉と葉柄が合着したもの)に包まれています。葉痕は偏円形で維管束痕は多数あります。

葉痕(落葉の痕跡)の拡大

次はハンカチノキの冬芽と葉痕です。冬芽は鱗芽で先が尖り赤紫色です。葉痕は三日月形~腎臓形~扁平な5角形で維管束痕は3個です。維管束痕3個のものは人の顔に似て冬芽の帽子を被っているようで面白い。冬芽の種類によっていろいろな顔になるように見えます。

これはオニグルミの冬芽ではないかと思いますが不明です。というのはツツジの植え込みの中から出ていて伸びると切られてしまうからです。冬芽は裸芽か鱗芽か?これも維管束痕は3個ならぬ3集団ですが人か動物の顔に似ています。

次はトチノキとベニバナトチノキの冬芽です。

トチノキの冬芽と葉痕:冬芽は鱗芽でべとべとした樹脂が付いていてべとつき虫害を防ぎます。維管束痕は3~9個でV字形に並びます。維管束痕が3個のものを見つければ、顔の形になっているでしょう。

ベニバナトチノキの冬芽と葉痕:こちらは冬芽に樹脂が付いていなくてすべすべしています。あとはトチノキのそれと同じです。

今日もテイカカズラの果実から種子が見えているものがありました。種子は白い毛のある方が上に種子が下の付いています(写真では果実が垂れ下がっているため逆に見えます。)。

ブタナの花があちこちでまだ咲いていました。花期が長いというか頑張って咲いていますね。

帰り道にショウリョウバッタがいました。寒いのに頑張っていますね。

同じく帰り道で面白い形の雲を見ました。

以上