カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-902 『存在の意味』

2013年09月20日 | 日記






明日(9/20)の分です。







最近は、自転車だと云って馬鹿に出来ない。自分の子供が自転車乗って遊びに行くなんて当たり前なんだけど、

其の子が、誤って事故を起こして、被害者が意識不明なんかで入院したらとんでもない賠償金問題が発生するんだね。

当然、その賠償金は親が支払わねばならない。新聞に9500万円の支払い請求が科せられた事件が載ってたよ。




親にしたら「ええーっ?」って、絶叫して気を失いそう。治療費、介護費等々の必要経費から額面が決定するらしい。

怪我をさせれば治療費の負担は当たり前だろうけど、間違っても相手が植物人間になるような事故を起こしてはいかん。

子供に言い聞かせて解るかなあ? 年寄りには、特に気をつけねばいかん。転んだら、その確率は甚だ高い。




「おまえも、人のこと云えんで」 そうだね、爺婆どけなんて勢いでぶっ飛ばすもんね。オレも爺だけどね。兎角、この世は生きにくい。

















「★★ちゃん、世間知らずでぼ~とした奴がいるねん」 同僚か? 「うん、同期やねんけど現場ではオレが半年ほど早い」

そいつがどうした? 「なんて云うか、何も考えてないねん、そいつ」 居るな、そんなやつ。「ムカつくねん」

次を読めんらしいね。当然機転も利かんし、云われるまで行動する姿勢は皆無に等しいらしい。





回りの社員さん等には恵まれて文句はない、同期のそいつのあしらい方が解らんと云う。

教えてやってもヌカに釘で反応が無い。「どういうふうにしたらええのかな?」 放っておけんのか? 

「同じ処を担当するからウザイねん」 そうか、なんで、そんな奴が居ると思う? 「同期で工程が同じやからかな?」





それもあるだろうけど、どうにも関わらなあかんと云うことは、そいつは、おまえのために居るんだよ。「よう解らんわ」 

おまえの成長のために居るんだよ。呑んでやれ、なんでも呑んだるって器を大きく育ててくれるんだよ。

怒って育てようなんて思うな、おまえのために良くない。労力を惜しむな。些細なことを褒めてやれ。





人は、褒められて気付いて育つんだよ。よしんば、其れが功を奏さなくても、おまえの器は大きく育つよ。

「★★ちゃん、そうかあ、解ったわ、俺の考えにそれは無かったわ」 おまえは大人になったね、租借が速い。 

この青年は夢を持ってる。夢を実現して磐石に育てるには自分が要になる。そのための試練だよ。無駄も生かしようで宝になる。

















そんな話をしたあと、独り煙草を吹かせていて 「そうか」って気付いたよ。教えたつもりが教えられるんだね。

オレにも、あの青年と同じように、関わり続けて縁の在り方が解らなくなった娘(こ)が居る。なんなんだろうって不明のままだよ。

オレのためか? オレの成長のために、あの娘(こ)が居たのか? 人は見えても自分は、からきし見えないで居る。





そう思うと、バラバラだった点と線が繋がっていく。見守っているつもりが、試されていたんだね。

あの娘(こ)の存在で悶々と苦しんだことも、自分を改めて見直す機会を与えられたことも、

出来ることをして向上を図ろうとしたことも、そして、意味の解らぬ嘲りに似た行為に翻弄されたことも、オレは試されていたんだね。





でも、今更、なんで試されるのかねえ? 神さんは、あの娘(こ)を配して、何を試しているんだろう?

よしんば、あの娘(こ)が意図して遊んでいたんだとしても、オレは、怒りも嘆きもしないよ。

愚かは愚か、恥は恥、思いは思い、心は心、真は真、誰の指図でもない、全て、オレの思いで為したことだから後腐れはない。

















周りに存在する人に意味なきものはないね。良ければいい影響を受け、悪ければ己の試練と受け取めて向かい合えば、

気付かなかったことを知り得る機会だね。自分を成長に導く教材みたいな存在かな?

人は、マイナスから学び取る。負から自分の立ち位置を思い知る。為らぬことから我慢と諦めを知る。きつかったね。





逃れられない苦しみは、染み入るような成長をもたらす。良薬は口に苦(にが)しだね。しかし、オレは、そんなのばっかしだったね。

で、神さんは、なんか答えを見たのかね? 「えらそうに云うな」 今更、何を知りたいのかね? 「バチ当たるぞ」

なんでも呑んでやるよ。また、来てね。「生意気な」 何でも来い、相手になってやる。 「誰に云うとんねんっ?」 神さんにだよ。





でも、もう、真夏の山の頂に氷を背負って運ぶ愚かは、やめにすべきだね。思いやりも行き過ぎたら、ただの馬鹿になる。

オレが、傍に居て遣ろうなんてのは昔の話、もう、好きなように生きている。オレの出る幕ではない。

終わりを教えているのかも知れないな。けじめのつけどころを教えているのかも知れない。そろそろだね。





山中鹿之助の「我に七難八苦を与えたまえ」の向こう意気で生きて来たオレだよ。逃げない、返しを望まない、オレの道だよ。














カメレオンの独り言