カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-497 『映画 メンフィス・ベル』

2012年09月02日 | 日記


















『 メンフィス・ベル 』 (Menphis Belle)とは、シリアル・ナンバー41-24485のB-17F爆撃機の愛称である。

第二次世界大戦中、イギリスに駐留し、ドイツに対する昼間爆撃を任務としていた米第8空軍では、

25回の出撃を達成した爆撃機の搭乗員は帰国できることになっていたんだね。







1943年、イギリスの米軍基地。ナチス・ドイツを叩くため危険な白昼攻撃を繰り返す空の要塞Bー17の中で、

唯一、24回出撃して無事帰還する強運を持つ爆撃機メンフィス・ベルと、その搭乗員の実話に基づく物語。

そして、彼らに25回目の出撃の日が来た。






























この出撃で無事帰還すれば10人の搭乗員は英雄として故郷に帰れる。若者たちの胸中は期待と不安が交錯して揺れ動いていた。





























実際のB-17Fが居並ぶ飛行場の雰囲気が、当時を彷彿とさせるね。














昔、「633爆撃隊」って映画を、難波大劇場で観たんだけど、このときも実際のモスキート爆撃機の出撃するシーンが迫力あった。

あの時のシーンの再来って感じだね。それぞれが、覚悟を決めて出撃を待つんだけど、天候不順で待機の指示が出る。















「オレなんか、こんなの云われたら、急にウンチしたくなってくると思うよ」 行かすんやったらスカッと行かせたれよ。







操縦士のデニス(マシュー・モディン)

無線士のダニー(エリック・ストルツ)

旋回銃座のラスカル(ショーン・アスティン)

機関士兼上部銃座のパージ(リード・エドワード・ダイヤモンド)

後尾銃座のクレイ(ハリー・コニック・ジュニア)

側面銃座はジャック(ニール・ガントリ)とユージン(ユートニー・ゲインズ)

爆撃手のバル(ビリー・ゼイン)

航空士のフィルが航空士(D・B・スゥイニー)

副操縦士のルーク(テイト・ドノヴァン)





彼等は、メンフィス・ベルの傍らで暫しくつろぐ。













「ダニー、読めよ」  詩人のダニーがメモる用紙を取上げ催促する仲間。






























僕はあの雲の上でいずれ死ぬだろう













神様    敵が憎いのでもなく  味方を愛するでもない













義務で戦うのではない  国のためでもない













湧き上がる衝動が   僕を上空の戦に駆り立てる













すべてを 思い起し考えてみた













明日になんの意味があろう  昨日のことも無意味だ













今の この生と死に比べれば
















時が来た。メンフィス・ベルと一蓮托生の彼らにとっては、生か死かの最後の出撃となる。

































































爆音轟き響かせてB-17Fメンフィス・ベルが、滑走路を蹴り上げる。綺麗に撮ってるね。












































爆撃目標のブルーメンに到達するまでに敵機の攻撃を受けて友軍機が真っ二つに折れて墜ち行くシーンや、機の先端部が破壊されて搭乗員が

大空に放り出されるシーンなど空中戦が生々しいね。



































「見ろっ、新兵達の機がやられたっ」
























































大作ではないものの、航空機ものでは、なかなか無駄なくまとまって面白い出来だと思うけどね。

映画は、ブルーメンの爆撃へと話は進んでいくんだけど、紹介は此処までにしときます。












































ラストに、20万もの空の戦士が、命を散らしたこの歴史的な空の戦いに身を捧げた、すべての勇敢な若者たちに贈ると、あったね。






「おとん、この虫なんやああ~」って、コオロギ見てビビってる我が息子も、世が世なら、彼らと同じ状況に置かれてる。

映画の彼らも息子と年は変わらない。なんと残酷な時代だったんだろうね。大空に放り出されて舞いながら、脳裡に母親を見ただろうね。






殺し合いは、映画だけでいいよ。もし、いまの時代に、戦争が勃発したら「息子の変わりにオレが行く」

これからは、若い奴の命が大事だよ。老い先短い者が、すぼんで死ぬのを待つだけなら、一発、華々しく死んでやる。

そんなことを考えながら観ていたよ。お隣の国々見てると無きにしも非ずだよ。世の中は、馬鹿が振り回してるんだね。








ネットうろついてたら、実際のメンフィス・ベルと搭乗員の写真がありました。ちょっと、お借りして載せときます。






































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