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なんなの、此の暖かさは? ゴールデン・ウィーク並みの気候になるって云ってたけどその通りだね。でも、オレの洋間は寒いよ。
16度か、温度で云えば寒いうちには入らないけど腰掛けてパソコン弄ってたら足元冷えてるような感じだよ。
熱いお茶が湯気を吹きつつ美味いね。うん、まだ握り持つには熱い感触、湯呑が冷えてないのはラッキーだよ。お茶を入れてパソコンに
気を取られると、必ずと云っていいほど湯呑手にしたときには、冷えて、しまったって思うんだけど今日は熱いままだよ。美味いよ。
横っちょのベランダ側のガラス戸通してお日さんがポカポカと差し込んで幸せ色して笑ってるよ。 「何色や?」 黄色。
「嘘つけ、黄色いお日さんなんかないぞ」 明日、明後日頃に届くであろうO.D.パーカの生地の色が目から離れないよ。 「馬鹿やで」
今ね、モンベルのサーフ色のシャーミス・ジャケットをシャツの上に羽織ってんだけど、此の生地ね、薄くて軽いんだけど着心地が思う処、
O.D.パーカと一緒かも知れないよ。コットンみたいな肌触りでテカってないらしくてしっくりと落ち着いたものらしい。
もし、此れ以上に薄かったらタンスの奥に押し込んで隠して見えないようにするよ。 「なんでや?」 気分が悪くなるから。
ラコステのネィビー色のウィンドパーカがあるんだけど、此れはナイロン系統だと思うんだけどしなやかで軽くて薄いんだよ。
今頃が御用達の旬だろね。考えたら、此れがあったんだからO.D.パーカはいらんかったね。 「もう、遅いわ」
なんで、今になって出てくるんだよ? しかし、着丈がね、ラコステなのにXOサイズにしては短い。袖もゆとりなしの精一杯って感じ。
此処でね、オレはモンベルは考えてるねと思ったよ。身体を動かす場合を前提にサイズのゆとりを優先してる。 胸囲も腹回りも肩幅も
着丈、袖丈に至るまで突っ張ることを防いだ寸法どりをしてるね。窮屈感を排除して自由感を優先してるんだよ。
此れはね、山で身体を酷使して無駄な窮屈感で疲れを呼ばぬための配慮が活きてるよ。特に腕の上げ下げなどで負担を排する心配りが伺えるね。
なかなか理にかなってるよ。袖口をゴムで締めずにベルト優先でマジックテープで任意の気儘を活かしてる。袖の長目はこれで邪魔にもならない。
そんなのを気付いた範囲で分析するとだねモンベルの衣服は合格品だよ。O.D.パーカにして正解だったと思う。 「無理してんか?」
明るくなるよな色合いがいいっと思ったからコーンに決めたんだよ。コーンって黄色じゃないよ。「辛子色がピッタシです」って仰ってたよ。
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『CANON EOS 50D EF24-70mm F2.8L USM』 一眼レフ、もっと手間いらずに完璧なのを撮れるように出来んのかね?
1974年8月7日、ワールドトレードセンター北棟と南棟の屋上間にワイヤーを張って上空411m、距離43mを命綱無しで綱渡りを
決行した男の実話。 『ザ・ウォーク』 オレは、此の予告編だけでオシッコちびりそうな思いをしたまま観ず終いだった。
高所恐怖症だから予告編で充分、ツタヤでパスして観ずまま忘れてた。観たい気はあったんだけどコワイんだねえ。
アマゾンプライム無料映画を覗いてて気を魅かれるのがないから有償のコーナー見てると199円で 『ザ・ウォーク』が出てたよ。
鑑賞後のレビュを摘み読みしたら、皆さん、感動しておられる。正直、怖いもの見たさでクリックしたんだけど、此れも摘み観る程度で
いいやと思ってる。実話だからウェイトはラストに比重が掛かってて、ちょうどいいかなと思いつつ観たの。
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『ザ・ウォーク』
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『ザ・ウォーク』
北棟と南棟をワイヤーで繋ぐ段取り辺りで観たんだけど屋上の上で作業する側がメインになってる。高い柵があるんじゃなしに膝辺りの柵が
四方一面仕切りになってるだけで落ちるがなあ~。風が吹いても転んで柵の下からコロコロコロコロ飛び出して行きそお~。
「アホ、平らな屋上の床を勝手に転ぶかっ」 想像力が貧困だね、風に押され転んで止めようのない自転だよ。 「自転?」地球と同じだよ。
引力の法則だよっ、下界から引っ張りよるんだよっ。おまえな、身体上半身柵から身を乗り出すような無防備状態に在るんだよ。
見下ろせば、いやっ、見下ろすことなどかなわないっ、遥か下界は霞んでる。 「見えとるがな」 軽う~云うなっ。オレは、綱渡りより、
此の準備における二人の男の行動だけで下半身がワナワナワナワナ落ち着かない。ジョゼフ・ゴードン=レヴィッが無防備もいいとこ。
北棟と南棟の屋上から、身を引きつつ見下ろす光景が息をのむよ。ななな、なんとっ、おお、おっそろしいダイナミックッ。
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『ザ・ウォーク』
おまえは鳥かっ? サルかっ? 考えられろれられない非常識っ。 「舌が回っとらんぞ」 本命の綱渡りするまでに心臓がもたんわっ。
北棟屋上から協力者の放つ矢に釣り糸を結び飛ばして、其れをロープに繋いで引き寄せる。しかし、闇の中、飛び来た矢が見つからない、尾を引く
釣り糸の所在も掴めない。ジョゼフ・ゴードン=レヴィッは素っ裸になって踊ってる。オレからしたら、そんなのどうでもいい。
真っ暗な中で脚を滑らしたら、どうなるか解ってんかっと腹が立つっ。見えない釣り糸を視認できないから肌に感じて感触で掴み取ろうと
してんだね。なるほど。届いた矢は、屋上の柵の向こうの下段の縁(へり)に辛うじて引っ掛かって乗ってる。気付いて下段に下りて、間一髪、
拾い上げる。もう、落ちてもええわってオレが諦めてる。吸い込まれそうな下層の映像、もう、落ちてもええわって云い聞かせてる。
此の映画で、オレは心臓が、もうひとつ弱くなった気がするよ。釣り糸からロープを引き寄せ、其のロープからワイヤーを引き延ばす。
もう一人の協力者の若者は、極普通の若者で怖さも充分知ってて、おっかなびっくりでお尻も落ち着かない状態で必死に協力してる人間らしい人。
思いのほかワイヤーの重量がアクシデントを呼びドキッとさせられてアタフタ。夜も白けだし予定の時間もギリギリに差し迫って来る。
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『ザ・ウォーク』
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『ザ・ウォーク』
なんとしてもワイヤーを張り切らねば、綱渡りの機会は失われて夢に終わる。ジョゼフ・ゴードン=レヴィは、必死の思いでワイヤーの張力を
完成せねばならない。張力を得るにはワイヤーに介在した器具を締め上げねばならない。ブ~ラン、ブ~ランと垂れ下がって用を足さない。
「こちらを締めてくれっ」 締め上げる器具は2つある。屋上の柵を乗り越え縁に出て下段に張り巡らせた梯子状の桟に身を出さねば出来ない。
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『ザ・ウォーク』
綱渡り遣る自信のあるジョゼフ・ゴードン=レヴィは、そんなところを行ったり来たり、下りたり上がったりするのなんか意にもとめない
猿でしかない。此の映画で一番、気の毒なのは、此の若者以外に誰が居る? 恐怖のどん底だよ。オレだったら柵を無理やり越えさせられた時点で
オシッコ飛ばして鳥になってるよ。ふざけた映画だよ。此の若者は勇気ある人だよ。下段の桟まで降りただけでも命知らずの英雄だよ。
半身、下界に乗り出すようにさせられて器具にスパナ差し込んでクルクル回してスクリュ締め上げて協力者の仕事を遣り通したよ。此の人が主役だよ。
計画を練りに練って最後の機会に賭けて、土壇場、其の日の未明に此の人なくして、此の綱渡りは実演不可能だったんだね。
綱渡りでは、「ハイ、到達」って終わるのかなって思ってたら、ワイヤーの上で行ったり戻ったり、横になったり、膝を折ってお辞儀したり、座ったり、
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『ザ・ウォーク』
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『ザ・ウォーク』
天秤棒を肩に担いだりして猿も負けそう。両棟に警官が押し寄せ 「もう、少しだっ、早く来いっ」って、へっぴり腰で手を差しだしてる。
実におちょくった技を披露してしつこいから腹が立つ。こちとら映画観てるだけで全身強張って歯を噛みしめてんのに。此処にダーティ・ハリーが
居てたらワイヤーを足で揺らしてブルブルブルと急かして遠慮しない 「此の銃の威力は世界一、おまえの頭なんか軽く吹っ飛ばす」って
薄ら笑いして、それでも聞かんかったらマグナム44でホンマに撃ち落としよんで。構わん、いてもぉたれっ。 「なんやねん」
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『ザ・ウォーク』
そんな映画でした。 ハラハラ、ドキドキもええとこ、ホンマに疲れたよ。
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『フィリップ・プティ 実在の人、1974年8月7日、ワールドトレードセンター北棟屋上から協力者が撮影』
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『1974年8月7日、ワールドトレードセンター北棟屋上から協力者が撮影』
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『フィリップ・プティ 実在の人、1974年8月7日、ワールドトレードセンター北棟屋上から協力者が撮影』
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『フィリップ・プティ 実在の人、1974年8月7日、ワールドトレードセンター北棟屋上から協力者が撮影』
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『フィリップ・プティ 実在の人、1974年8月7日、ワールドトレードセンター前』
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『アメリカ同時多発テロ事件 ワールドトレードセンター』
2001年9月11日の午前、イスラム系国際テロ組織アルカイダ実行犯がハイジャックした民間航空機二機が両タワーに次々に自爆突撃をした。
航空機の燃料により火災が発生し、高熱で強度の低下した階層の鉄骨が座屈を起こし、それによる荷重が次々と下層に座屈の連鎖を起こしたことで
極めて短時間で2つのタワーは崩壊した。
同時中継を茶の間で目撃したね。度肝抜かれる衝撃のなかで恐怖を道連れに多くの人が亡くなった。
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