カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

独り言-373 『雨の日の釣り』

2012年04月11日 | 日記







雨でしたね。辺り一面ジャジャ漏れでしたね。







雨の野外を撮ってみたい欲求があります。雨の街並みもいいでしょうね。でも、鈍臭いからカメラやレンズを濡らしてしまうでしょうね。

傘さしながらカメラを操作するのは、簡単なようで難しいと思うのね。「そうそう、やめとけ、やめとけ」って、内なる声がするね。

冒険心がないね。前以て、いろいろ考えてしまうから二の足三の足で試したことがない。







雨が降って辺りは靄(もや)って誰一人居らず、聞こえるのは川面を叩く雨音だけだね。

乾いているのは着込んだ合羽の中だけで、川辺の全ては何処もかしこもびしょ濡れ。「当たり前だね」

淀川の汽水域直前の淡水域、毛馬の閘門を右手向えに見る柴島(くにじま)辺りを背面にする右岸側。向こう岸は守口側になる。






















向う岸のぼやけた景色が薄紫色に染まってる。川面は打ち付ける雨脚で無数の粒粒の波紋が浮き立って止水のように見えるのを

川べりの石に腰掛け「じ~っ」と、独りで見詰めてる自分が居る。

なんにも釣れないのに「よくやるね~」って自分で思ってる。「なんか来いや~」なんて云ってる。







右手に首を振ると向こう岸にぼや~と霞んで梅田のビル群が見えている。チカチカと照明が点きはじめてるね。

脇に立てかけている投げ竿は流れに押される糸に倣って緩慢に揺れるだけで、生き物の接触する反応は全然ない。

ツル~ツル~と雨の滴が竿を伝い流れてリールの辺りで堰き止められてポタポタと地面に垂れ落ちていくね。

長い時間動きを停止していると、なんでもないことに気づいたり、目に留まったりするもんだね。

「ふつう雨の日は釣れるんじゃないの?」でも全然釣れない。























「こんな哀れな状況を写真に残したいなあ」って、思ったことが何度かあったね。







其の場合、臨場感を持たせたいから自分の姿も画面に撮りいれたいね。

其の場合、三脚が要るね。

其の場合、三脚に傘を取り付け、転倒を防ぐために三脚の中央に重石をぶら下げねばならないね。







当時は兄貴に貰ったフィルムカメラを所有してた。








これしきのことが、実は大変なんだね。被写体の位置決めしてピンと合わせで行ったり来たりせねばならん。

一発に決まるはずが無いから何度も繰り返さねばならん。バッバッバッバッバって雨は合羽を叩きよるわ、足場は悪いわ、

手はベタベタに濡れてるわ、カメラ取り付けた三脚の傘にもバッバッバッバッバって雨が叩きよるわでせわしないから落ち着かない。








カメラ触るごとに濡れたポケットの口からタオル出して手は拭かなあかんし、ファインダー覘く時は合羽の頭巾脱がなあかんし、

そんなんしたら傘から垂れ落ちる雨水が首筋濡らして背中に流れるし「ゾォ~」身震いしたら

カメラに滴が飛んで慌てて拭かなあかんし、乾いたタオルはだんだん湿ってくるし、カメラの角度を何度も変更するうち台座がカックンなんて

前に回りそうになって「ドッキン」 こういうのんて、なんでもないようで「疲れるからね~」








で、今までこん棒みたいだった竿がキュ~ンって撓(しな)ったりしたらパニックになるよ。「なんで今なんだよっ」って怒ってる。























雨の日の誰も居ないだだ広っい淀川の河川敷で、こんなアホなこと真剣に考えながら、釣れない釣りしてる奴が居るなんて誰一人知らんかったやろね。







今は、釣りしながらじゃないから、街ん中には雨を凌ぐ処もあるし撮ろうと思えば撮れんことはないだろうね。「近いうちに挑戦してやろう」

最近、カメラを持ち歩いて撮ることが面白くなってきた。

出来はメチャクチャだけど、他人(ひと)さんの写真を勝手にお借りして貼るよりはいいんじゃないかなと思うのね。




































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