カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-517 『吹き溜まりの唄』

2012年09月22日 | 日記





人は、想いを流しているんだろうね。

日々の生活の中で、一つのことに捉われてばかりは居られない。

チョンと足で蹴って流れに戻し、暫し、見送って、今を振り返る。人は、皆、そうして生きているんだろうね。







脈絡に重きを置く生き方と、そのとき、そのときに生じる事柄に重きを置いて積み重なる生き方ってのがあるように思う。

物事の筋道に固執すれば前者だろうね。自分の人生に手堅いね。

目を瞑ることが不得手な人は、軌道が逸れてでも手を差し伸べる。思いが、其れをさせるんだね。見過ごせないんだね。

思い遣り、好奇心が誘う、関わりたい、刺激の欲求と、動機はさまざま、いろいろあるね。生きる物語が多くなるのは後者だろうね。







その中に、流されるままって人もいる。「おまえのことか?」 の、ように思えるときがあるね。







前者にしても後者にしても、自身の意思に拘らず、そう生きざるを得ないのは、宿命って奴が糸を引いていることになる。

「流されるままってのは、どうなの?」 無責任か、自己喪失か、人格破綻か、アホか、はたまた、仙人的思想の持ち主かってとこだろうね。

まぁ、つまり、異端児だろうね。普通じゃないんだよ。神さんの想定外なんだろうね。「つまり、ゴミかよ?」 近いね。







「ゴミねえ~・・・・」 そんなに深く考えることかよ。風が吹いたら風下に舞って、転がって行けばいいだけだよ。「なるほどね」

「吹き溜まりの人生だね」 なんか、格好いいね。実際は、そんなに格好良くないよ。「そうだろうね」



















人間は、生理的に格好良い生き物じゃないよ。例えば、喰えば排泄の生理的現象なんか、すべてを台無しだよ。

007なんか映画で観ていると、こいつのウンコスタイル、想像もせんけど、ちゃんとウンコしてるから生きている。

オレは、人間は、もともと汚いものと思ってる。それを、いかに綺麗に保ち見せるかで文化が発展したもので、あくまで見せかけの発想で

包んでいるんだよ。貧しくて風呂にも入れない。眉をひそめて「汚い」なんて馬鹿らしい。その人を風呂に入れて散髪すれば綺麗になる。








脳味噌の出来不出来は如何ともし難い。だけど、自分が選んで生まれてきた覚えはない。オレの責任じゃないよ。








型に填めようとする社会が気に入らない。型に填まったら立派な社会人。笑かすな。お仲間意識で死ぬまで生きてろ。

何処其処の大学の先輩、後輩。大木に寄り添って安心の「仲間じゃあ~ないかあ~」  気味が悪い。

「おまえなんか知らんがな」 でも、ここは「先輩ですかあ~」  気持ち悪い。薄ら寒い。

「頑張ってるかあ~後輩ッ」 人間に生まれて死ぬまで学校の延長の人生。 甚だ、呆れるほどにキモイ。造られた人間って感じ。







なんか、話がバラバラだね。 「風に吹かれて定まりがないんだよ」 







嘘と保身と見栄で固まってる奴等が頭の上に居る。どいつも、こいつも素っ裸にしたら、ただの人間じゃないか。 

中味にゴミの詰まったような奴も混じってるよ。でも、高価な衣装で身づくろい、「経歴と衣服が歩いてる」



















弱い奴が、世間から弾かれて、悪い頭を絞っても「これかよ?」なんて、自分で呆れて、尚且つ、生きるために身体を絞って明日へ繋ぐ。

正味、生きているね。「努力しなかったからだよ」って、云う奴が居る。いろんな人生がある。そう、為らざるを得ない道もある。

そう、為らざるを得ない魂を引き継いでしまったかな?って、額に汗する人も居る。「なんて因果だよ」って、嘆き節もこぼれるね。








寄りかかる木は、細々として枯れて頼りない。溜息洩らして「折れるなよ」って、泣きたい気持ちで思い遣る。








人間はね、宛がわれた人生を精一杯に生きるってのが仕事なんだよ。

生き物を見てごらん。犬も猫も豚も牛も、文句を云わずに生きて居る。「オレは人間だっ」って怒るな。生き物には変わらない。

気甲斐性があるなら、「誇り」 を忘れるな。動物と人間の境界線だよ。其れを、堅持して汗を流せ。必ず、春が来る。







昔を思い出すよ。冷めた夜空の星たちに「今に見てろよ」って、うそぶいて、汗でべっとり濡れたタオルを絞ってる。

しかし、オレの場合は、秋が来たね。また、「冬じゃねえの?」って、感じだね。 もう、こうなるとね、「いつでも来いやっ」って、ヤケクソだね。



















風に吹かれて舞い散るゴミのような人生でも、生きているって喜びの時間はある。生きていりゃあこその「感動」もあるよ。

本日は、風の吹くまま、あちらこちらに飛びながらの「吹き溜まりの唄」でした。


















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