
yahoonoの天気予報を見てんだけど 「台風は発生してません」って、こんなもんかねえ? ちょっと、ご無沙汰ではないか?
まあ、無いに越したことはない。今日の夜あたり雨になるらしい。外に出て、近くに買い物してきたけど暑いね。
電車が行ったり来たり忙しいことだよ。 「おまえは暇やな?」 暇を喜べ、オレは何は無くとも自由を喜んでるよ。
しんどい人生ばかりを長く生きて来ると放っておいてくれる人生ほど結構なものはない。思うがままだよ。 「寂しいだろ?」
何を以て寂しいのだ。もともと独りだよ、人間は。生まれ来るも死にゆくも独りだろうが。 「生活は?」
一般的な心配性な爺婆の話か? 金が無くなれば心配しろ、病気になったら覚悟しろ、そん時に慌てたらいいことだよ。
心配先取りしたら、今を生きる喜びを失う、愚か者め。 「しかしっ~」 しかしぃ~も糞もあるか、おまえみたいな奴が、
あれやこれやと知恵つけて足らぬことばかりで不安を煽って、その癖、要らぬお金を使わせて、
「わてのお金は何処行ったあ~?」と慌てふためいても、もう遅い。 「騙される奴がアホやねん」なんて世間に笑われる。
「しかし、おまえみたいな無防備な奴も、いつか笑われる時が来るわ」 たかが一つの人生、笑いを転がせて消え去るまでよ。

『007ロシアより愛をこめて』 ダニエラ・ビアンキ
しかしねえ、今どきの若者たちの声に耳を傾けてると噴き出す面白さに時間を忘れるよ。特に肩の凝らない身だしなみに関わる
話しなんかになると女どもは細かいチェックで採点しよる。こちとら秘境の田吾作ナルシストだから心はズタズタだよ。
一番酷いのは、なんでもない在り来たりな無難な服装がダサいって云われたら青年たちは何を着ればいいのだ?
タートルネックを着る男ってキモイってのが訳解らん。「オカマみたい、一緒に歩きたくない」って、其れ普通の服だろ?
青年が云うには、「首回りがこそばゆいから嫌い」ってのは解るけどね。「タートルネックの男は嫌いっ気持ち悪いっ」 ハイネックならいいのか?
「ワイシャツ汗で濡らす人嫌い、不潔、臭い」 無理云っちゃあ困るよ。オレなんか汗に浸かってるよ。「不潔、ドブ、便所」 くそっ。
こんなの拾って書いてたらキリがない。中には「キモイ」って敬遠されても無理からん男もいるみたいだけど、嫌われようと
無理してる訳じゃないからね。好かれたいってのが底辺に在る。其処んとこ思いやってやれよ。
黒のGパンに黒のコンバースなんて秘境の田吾作ナルシストとしては、あんまりファッションの話をするもんではないね。「気づいたか?」
「Gパンと靴以外は全部ユニクロ」って云う若者が居て「Gパンも、この際、ユニクロにしたら」って、此れは馬鹿にしてるのか?

『20年間溜めまくった映画のチラシの生き残り』 在ってもどうってこともないけれど勿体ないことをしたよ
それはそうと、此の前買ったモンベルのコットン ジップパーカなんだけど、何度もタンスから出しては着て見てんだけど
全体的には満足してるけども裾周りのストレッチ性、つまり伸縮、弾性回復性ってのが、至って不足してるね。
XLで大きさは適合してるけどジッパーを締めても裾周りがダラ~と落ちるんだね。だらしないんではないか? その点が気に要らん。
で、この際、黄色のLを買い足してみようかなと考えてる。「黄色なんかやめろ」と人は云う。奥さんも黄色い声張り上げて怒ってたよ。
しかし、自分が欲しいものを着てこそ自分なんだよ。だらしないヘザーグレー(HGY)も気に入ってる。「気に入らんのだろ?」
黄色系のトパーズ(TOPAZ)は持っていない。「おまえ、今さっき、衣服に関わることは云わぬようにしようって云ってたとこじゃないか」
人に云われてスゴスゴ大人しくするオレか? 云いたい奴には云わしとけ。外野は遠い、声張り上げて叫んでも聞こえない届かない。
こちとら、秘境の田吾作ナルシストには、まだまだ遥かに遠い。耳を澄ませばせせらぎの流れに塗(まみ)れた雑音でしかない。
何故、Lサイズか? 少し絞って裾周りのストレッチ性に期待するってのはどうかね? 「其のだらしなさでは効果は望めん」
ストレートに云ったな。まだ、外に着て出ても居ない新品のコットン ジップパーカの魅力を足蹴にしたな。「したよ」 くそっ。

『モンベル 2104485・コットンジップパーカMen's 』
ヘザーグレーのコットンジップパーカの色もこころなしか、ただのネズミ色にしか見えない、トパーズの輝きも褪せてしまったよ。
「つまりダブルパンチか?」 そういうことだよ。もう、衣服なんてどうでもいいよ。「えらい萎えようやね」
また、明日考えよう。「それは、ただの気分の入れ替えだろ?」 そういうことだろうかねえ、重たい気分で寝よ。
明日になれば、また、トパーズ(黄玉(おうぎょく)の輝きが蘇ってるかもね。 「ヘザーグレーは?」 ネズミ色だろうね。

『トパーズ(黄玉(おうぎょく)』
朝、早めに目覚めて外を窺うとドバパチ、ドバパチ雨がしきりに降ってるよ。天気予報も当たる時があるみたい。
何故か気になってたことを思い出し映画のパンフレットを仕舞った箱を引っ張り出して蓋を開けると、ああ、やっぱりね。
遠い昔の映画のパンフレットが山積みになってる。其れはいいんだけど、気になってたのは、その下側に敷いてるチラシなんだね。
20年前の引っ越しの際、要らぬと思った無用な物と一緒に捨ててしまった大量の映画のチラシと新聞の切り抜きの山は、
気づいてのち、かなりショックだった。1957~8年頃から20年程かね、コマメに集めたチラシはかなりの量だった。
新聞の映画広告の切り抜きは、同じ頃から切り集めてそれ以上の期間に及んでテンコ盛りになってた。
ただ、積み上げて往くだけだったからシワも無ければ折り目も付かず真っ新だった。其の一部がパンフレットの下敷きになってたのを
想い出したの。重いパンフレットを除けて見ると、ああ~やっぱり、少しだけど昔のチラシが残ってたよ。
試写会の通知のはがきも残ってる。映画が好きだったからコマメに観た。チラシを見れば思い出すんだけど、大方記憶の闇の中だね。
昔から、なんでもコツコツ溜めて積み上げることが好きだった。 「お金は?」 不思議だね、お金はバラ撒くのが好きだった。

『ビートルズのチラシがあるね 此れ、在りし日の影も形も消え失せた「なんば大劇場」で貰ったチラシだよ』
「バラ撒くことが、のちのち良かったか?」 人が喜び、もし、僅かでも人が救われれば、其れは活きたお金だよ。トパーズより輝いてるよ。