前回「老人ホーム」の話を書きました。
そこで私の身分が解ると急に「病人のふりをする」と書きました。
では、何故急に「病人ぶる」のでしょう?。
それは、無意識に「病人のふりをすれば優しくしてもらえる」「アレコレやってもらえる」というズルさが身に付いてしまっているからだと思います。
人は誰でも「得したい」「楽をしたい」と思っています。
それが年齢を重ねたら「特権」のように使ってしまうのです。
しかも無意識に...。
ところがボディリフォームストレッチやヨーガなどの「身体とコミュニケーション」を取る時間に通う人には不思議とそのような事がありません。
別に自分が優れた指導者だとか言うつもりはありませんし、ただ「元気」な高齢者だけが教室に通われているわけではありません。
いつまでも「あっち痛い、こっち痛い~!」と言う人は、「自分は病人優しくして~!」という意識を捨てさらなければ痛みは改善できません。
高齢期に入っても、「自分の事は自分でおこなう」「少ししかできないけれど、周囲の人の為になる事を考えておこなう」。
このように意識に積極性を持つ事で、無意識に出てしまうズルさを解消する手段はありません。
1人でも多くの高齢者の方が尊敬される高齢者になって頂きたい。
そんな思いで2回書いてみました。