「健康づくりについて」 健康づくりには「適度な運動」「正しい食生活」「規則正しい生活」など、呪文のような言葉が沢山あります。 食事の重要性を説く人は、「口から入るもので人は作られるのだから、食事が1番大切」と言い、運動指導者は「栄養を受けつける体が、正しく吸収、排泄できる状態を作り出すのが先決」と説きます。 どちらも正しい答えなのですが、私にはどちらも今1つ納得がいきません。 なぜなら、私は「自分とのつながる力」が最も重要で、その能力の低下が身体的、心のの不調を作り出す「大元」だと考えます。 今、この文章をお読みになっている貴方の実態は、大いなる「光」であり、「響き」であります。 最初は個人的な「健康」が手に入ります。 心身の健康が手に入る事により、喜びが大きくなり毎日が楽しくなるのと同時に、以前の身体に戻るのが恐くなり、自己のライフスタイルの反省が生まれます。 現代生活は、、それら4つの快楽を与えてくれる代わりに、人間の「野生」を低下させてしまう落とし穴があるのです。 ヨーガなどの長い歴史を持っている身体技法は、身体への「刺激」、「呼吸」、そして「意識」と、この3つの調和から構成されています。 この意識の方向性が、自分の向けられている時間がとても重要なのです。 移動の時にまで、携帯やゲーム機、ヘッドホン音楽プレイヤーなどで、意識を外に向け、脳を刺激し続けます。 自分に集中する時間をどのように持つか??。
人の身体と心は、その人の実態ではありません。
その事に気づく為には、「脳」~「神経」~「身体の末端」のネットワークが最大限に働いてなくてはいけません。
このネットワークシステムを働かせる時間の欠如が、心身の健康を害し、様々な事件、事故、更には自然災害までをも引き起こしているのです。
このネットワークシステムにはとても大きな力があります。
多くの人が、「便利」「快適」「飽食」「娯楽」のどこかに自分が浸っていたことに気づくでしょう!。
話が横にそれてしまいましたが、ネットワークシステムを復活させるノウハウとして、ヨーガや気孔、太極拳などの、いわいる一般に言われる「運動/スポーツ」とは違うノウハウが長い時間を越えて愛されているのです。
音楽を聴きながら激しく身体を動かしたりする「運動/スポーツ」とは似ているようで、全く別物といえます。
今は、意識が常に外に向く時代。
1番大切な自分とのつながりが気薄になるから、様々な問題が降りかかってくるのです。
全てが「メッセージ」。
修行時代に、1番の疑問は「生徒さんとの距離」でした。
「どのようなスタンスで付き合えば良いのか?」。
どんな仕事でも、この距離感が掴むのが上手な人は成功しやすいと思いますが、なんせ「指導」という仕事は初めてで、更に対象はほとんど年上の方になります。
当時は多くの先輩に質問しましたが、納得いく答えは得られませんでした。
今は、そんな疑問も解決されたのですが、答えを得たと同時に強烈な「教訓」となっています。
ヨガをはじめ、多くの指導者は身体の事、精神世界、様々なことを学びます。
この時に「真実」だと思うことに出会う時が度々あるのですが、これが「落とし穴」になる事があるのです。
自分は凄い事に気がついた!。
自分は他の人より特別!。
自分が多くの人より精神的立場が「上」だと勘違いしてしまう事があります。
更に、有名な人と出会い褒められたり、本を出版したり、マスコミで取り上げられたりすると、その傾向は更に強くなってしまいます。
私達「指導者」は、健康的な事や心の問題で悩んでいる人に「気づかせる」役目であって、偉そうにする立場ではありません。
「私は凄いんです!」
などと謳う必用はありません。
この甘美な「落とし穴」に落ちてしまった人を、沢山見てきました。
2015年から、段階の世代が前期高齢者となってきます。
健康指導は待ったなしの状態です。
多くの健康指導者が、本気で活動して、元気な高齢者を作っていかなければいけません。
また、是非「本物の指導者」の元で多くの方が学んで頂きたいと思います。
本物の方は、きれいな装飾を自分にまとったりしていません。
HPなんかも、実に地味だったりします。
自らの実力範囲で、自分を高める為に活動されている指導者は必ずいらっしゃいます。
そんな、道友との出会いがこれからの道筋になっていくはずですね!。