『健康100話』ボディリフォームストレッチ公式ブログ

これからは
今の健康を維持することが
とても大切になります!。
一緒に体操しませんか?。

健康100話(425):脳の衰え

2017年11月27日 18時10分10秒 | 健康・病気

昨日、電車の中で20代前半の女子(女性と書きたいが、じょしと書く方がしっくりくる)の会話がどうも耳に残っている。

A子:最近、物覚えが悪くなったんよォ~!。人の名前なんか覚えられへんしィ~!。
B子:私もやねん!。集中力も悪なったしなぁ~。
A子:なんか、いつもあれもこれもやってるからかなぁ~!?。

密かに耳を立てて聞いているいるのは、私だけでなかったのだが(笑)、聞いていた全員が「まだ早いやろ~!」と思っていたのは間違いない!!。

でも、この子達は勘がいい!。
後は、電車に友達と乗り、会話しながらスマホいじっている事が原因だと解ればもっといい!。

でも、私は以前から発言しているが、絶対これから老化現象は早くに現れてくる時代。
常に脳をどうでもいい情報で刺激し続けることの怖さを、そろそろ多くの人が認識するべきである。

問題とは、自分に降りかかったり、直近の危険とかでないと危機感を持ちにくい。
10年、20年とか長期に渡って、少しづつ蓄積される危機に関しては本当に関心が薄い。

でも、もうそのダメージを日本人は直面しているのだが、まだ余裕を持っているように見える。

少し話がそれるが、南極やグリーンランドの氷河や永久凍土の崩壊は、「爆発」という表現が正しいらしい。
氷が解けて、割れ目が大きな川となり、増えた水は巨大な台風となって世界中に猛威を振るっている。

話を元に戻すが、どうでもいい情報(スマホで得られる情報、ゲーム、イヤホンで聴く音楽)で、脳を刺激し続けるのを止めませんか?。
その女の子ふたりに説明してあげたかったな!。
(大きなお世話だね)

健康100話(424):出来るかな?

2017年11月21日 03時43分13秒 | 健康・病気
あなたは四つん這いになれますか?。

健康体操教室をおこなっていて、「このままでは危ない!」と感じて、慎重になる時があります。
写真のような「四つん這い」になるだけで、「あ~キツイ!」と言う人。
さらにそこから動きを始めると「は~しんどい!」と思わず口から辛さを訴えるのは男性に多いのです。

人間は生まれて最初の移動手段は「ハイハイ」ですよね!。
四つん這いという姿勢から動きを作るのですが、これは「背意背意/ハイハイ」で「早く背骨を立たせる」ための練習動作でもあります。

背骨を立てる為には「伸筋」の力が必要になります。
しかし、母親のお腹の中で丸く姿勢を取り続けていたので、生まれたばかりの時は伸筋が働きません。
伸筋が働くと、立つ事が可能になり様々な活動を始めることができます。

ところが、男性で身体が硬い人の中にはこの「四つん這い」になるのが苦手という人がたまに居ます。
四つん這いは、人間が最後に残された移動手段と言っても良い姿勢です。
(歳を重ねたり、足腰を痛めた時などはトイレに「這って行った」などと聞くことがあります。)
その四つん這いが苦手という事は、危険リスクが高いことを意味します。

筋肉の伸縮率の低さ、関節の可動域の狭さ、循環力の低さetc。
様々な危険リスクが高いのですが、普段本人は氣づいておられない。

以外と、普段スポーツされている人に多いのが特徴。
鍛えるのが好きな人は、力む運動ばかりおこなうからでしょう!。

だから、この四つん這いが苦手だという人がきたら、普段より注意しながらレッスンを続ける事になるのです。
(ボディリフォームストレッチをしばらく続けると、皆さん出来るようになって休憩時間にはよく寝ておられます)

身体の硬さは、40歳を過ぎると気づかない間に様々は負担を身体に与えるキッカケになります。
この四つん這いの姿勢だけは、普段からできるように注意をしておく方が良いですよ!。



健康100話(423):老いて1番困ること…

2017年11月19日 06時51分27秒 | 健康・病気
メタボリックシンドローム、認知症、老齢介護etc、わが国には歳を重ねる事に対してネガティブなイメージを連想させる言葉が多いと感じる。
数年前からは「フレイル」なんて言葉も聞くようになった。
これは英語の「FRAILTY/虚弱」を語源としているそうだが、英語にすると少しはネガティブ感が和らぐのか?。

写真は11月19日の毎日新聞の朝刊の記事。
ここの説明文に次のように書いてある。
「フレイルとは、老化に従い、筋力などの運動機能や日常の活動量、認知機能などが低下した状態」

健康指導をしていて、1番手を焼くのが実はこの「フレイル」。
筋肉量が低下する事で、身体には様々な現象が現れてくる。
「痛み」であったり「不快感」であったり、体型が変わってきたりと、人によって様々だが、1番手をやくのが「氣」が減退する事
簡単に言うと、やる気が起きないという状態。

家族が「少しは歩いたほうがいいよ~!」とか、アドバイスをするのだがその氣になれない。
本人もやった方が良いのは解っているのだが、どうもその氣になれない。
家族は「これだけ言ってるのに~!」とストレスになる。
これは痛みに比べると、違った意味での苦痛が少しづつ蓄積される事になる。

筋肉量の低下によって、自分で生産する体温が下がってくる。
すると、腎の能力が全般的に下がる。
もともと日本人に「腎虚」の人は多いが、更に腎虚が進むと「氣」が減退しやる気が起きなったり、興味がわかなくなる。

そこからは、前回書いた「認知症」の発生リスクが上がってくる。

筋肉や関節の可動域のメンテナンスは、少しづつ現れてくる。
40歳を境に、人の筋肉量は全盛期との比較で年1%づつ現象する。

つまり、「フレイル」の予防は40歳から始めておく事が大切だということが解る。

超高齢化社会になり、高齢者が更なる高齢化が進む時代。
今の40代、50代が高齢者になった時に、今の高齢者は80代~90代になっている。
いわいる「老老介護」が深刻な時代になると予想されている。

少しの距離でも乗り物を使っていたり、常にお腹いっぱいにしていたり、スマホが手放せなくなっていたりする人は、一度自分の運動量や接種栄養量を見直してみた方が良いかもしれない。

私が推奨する目安は数値ではない。
身体の状態を感じてみる事が大切だと考えている。
身体が、
・軽く感じている(軽快感)
・柔軟(関節の可動域が確保され、筋肉の伸縮力がある)
・温かい(熱を自発的に作り出している)
・いつも気持ちが穏やか

この4つが健康の目安だと考えている。


健康100話(422):認知症の意味

2017年11月18日 07時43分08秒 | 健康・病気
10数年前から増え続ける認知症。
私も祖母が発病して、大変苦労をした経験がある。
当時はまだ認知症という病名もなく、医者は「??」という感じで、行きついた病気は「バセドー氏病」と誤った診断をされ、顔が変形した祖母を見るのが辛かった記憶がある。

さて、この認知症という病気だが、一般には「脳」の異常と思われているらしい。
最初は記憶力が低下し、やがてそれが酷くなっていき、異常行動(徘徊など)をおこなう。
治療法は、アリセプトなどの薬を使うのだが、この薬を使うと狂暴性が表面に出てくる。
我が家も、夜中に祖母の暴力で目が覚めたことがあるが、その目は狂人そのもの。

その苦しみを医者に訴えると、向精神薬が処方され、狂暴性は落ち着くのだが認知症は急激に進行する。

この一見「異常」ともとれる状態を、脳の病と考えてよいのだろうか??。

私は祖母の一見以来、認知症について自分なりに研究を重ねてきたが、大きな原因は「間違ったライフスタイル」と、患者の心に問題があるように考えている。

参考までに今になって氣づいた、私の祖母のライフスタイルの中にある病原を書いてみる。

①いつでも寝れる環境
部屋の中にベッドが置かれ、いつでも寝れる環境がある。
年齢を重ねると、眠気を感じやすくなるが、その度に寝ていると当然脳へ悪影響が出る。
自律神経が乱れ、今度は夜に眠気がおこらなくなってくる。

②歩かない
少し起きて寝る。
この繰り返しで、昼間外に出ないので脚の筋肉量が激減する。
血液は、心臓によって下半身に向かって送り出されるが、足から上半身に戻っていくには足の筋肉の働きによって戻される。
この足の運動不足により、結果として脳への血行が悪くなる。

よく「徘徊」が問題になるが、徘徊は「身体の運動要求」だと考える。
生存する為に必要な「最低限」の運動を身体が要求しているのである。

③時間になれば自動的に出てくる食事
運動量が少ないのに、朝昼晩と3度の食事が出てくる。
胃袋の中が、空になっていないにも関わらず次の栄養が入ってくるのだから過剰供給で、腹部の膨満が著しく目立つ。
勉強したり、本を読む時など頭脳を使う時にお腹が満たされていると、頭の中に入ってこないどころか、睡魔が襲ってくるという経験をした事がると思う。
そして、①のいつでも眠れる環境が、また惰眠をむさぼる悪循環を作り出してしまう。

④スイッチが入りっぱなしのテレビ(ラジオ)
見たいわけでも無いが、有り余る暇の為にテレビのスイッチは常にONになっている。
すると、脳は刺激され続け、交感神経を刺激し続ける。
どうでもよい情報で頭の中はいっぱいになり、正しい判断力が低下するようになる。
最近、自分勝手な事件が多発しているが、電車やバスの中で「スマホ」を見続けている人が多いが、常に脳を刺激し続けているので(どうでもよい情報で)、因果関係があるのではと個人的に考えている。

さて、①~④を読んで頂いたら解ると思うが、結局「寂しさ」という心理状態が認知症の根底にあると思える。
人間は、自分が「必要」とされる環境にいて生き生きとしていられる。
社会の一員として交流し、活動してこそ、身体と心の生理的な状態を保つ生き物である。

ところが、そのような事ができないとか、打ち込む趣味もなくなってくると、心の中の隙間はどんどん大きくなってくる。
その隙間を埋める行為が、食事であったりテレビの情報であったりする。

この認知症リスクを下げる為には、まず「足を使う」という事。
足を動かす事によって、脳への血行を確保するという目的もあるのだが、外に出て世の中の事を自分の目で見て感じることによって、安堵感を感じたり心配したりする事によって心の安定が作り出される。

つまり、認知症とは、高齢者を「やっかい者」扱いする社会によって作られていると思う。
(この文章を書く辛さを想像してもらえればありがたい。恥ずかしいし、ばあちゃんへの申し訳ないという気持ちでいっぱいになるので)
もっと、高齢者の社会参加を考える世の中にしなければ減らない病気だと思う。

これから日本は超高齢化社会に入るので、嫌でもそのような社会整備が必要になるのだが、その警告の意味で認知症という病気が日本を覆うようになってきたのではないだろうか?。

更に、今元気な40代、50代に対して、過ぎた「便利」「快適」「飽食」「娯楽」を追い求める事に対しての警告の意味もあると考えるのは私だけだろうか?。
そして、認知症は病気というよりも身、体や心の中の「要求」が行動という形に表現された現象にように思える。

自分の身体を整備し、老齢期に備える事を考えなさいという、自分たちの先達からのメッセージだと強く感じている。
長々と書いてしまったが、認知症を考えてみる機会になってくれたら幸いです。

健康100話(421):50肩の意味

2017年11月14日 09時03分16秒 | 健康・病気
私は、悩む症状は「痛み」や「不快感」を治めるだけでは完治ではないと、日頃発言しています。
全ての症状に、発生する意味があるのだから、その意味を考えて、改善するべき点を改善する行動をおこさないと、やがてぶり返すと考えています。

さて、今回は「50肩」をはじめとする肩。
腕が上がらない、上げようとすると痛むという肩のトラブル。

肩関節に、老廃物が溜まり、そのような不具合が発生するのだが、では何故そうなってしまうのだろう?。

まず、肩関節の可動域はとても広く作られている。
そのお蔭で、腕を上げたり後方に回すことが可能になっている。

ところが、日常動作はほとんど「手先」を使う作業が多い。
特に近年、パソコンやスマホの普及で、腕は前方の狭い範囲内動かすことで作業ができてしまう。

すると、胸筋は縮んだままで、呼吸は浅く、肩甲骨は広がったままになっている。
このような、特定動作による身体の固定化が、関節内に老廃物を蓄積させる最も大きな原因だと考えている。(代謝能力の低下)

さらに、臓器との関連も考えられる。
腕は左右に付いている。
両方同時にトラブルが発生する事例は、事故などを除くと私はほとんど見たことがない。

私の経験上の話だが、右肩に異常が発生する人は「肝虚」の証(東洋医学で言う診察結果)が多い。
これは、神経を使い消耗させていたり、体内に毒物(糖質、アルコールなど)の過剰摂取より起こることが多い。

左は胃の状態を表している事が多い。
長年、過剰な飲食をおこなってきたり、心配ごとなどで氣を揉んでばかりいると、胃は弱くなってしまう。
(胃は意なり)
感情と、食欲を慎むためのコントロール力を高めなければいけない。

もう1つ氣になる事がある。
「猫背、腹筋、50肩」という言葉があるのだが、50肩で悩む人の多くは片方の「脇腹」が縮んでいる事が多い。

片方の側面が縮むような動作や姿勢を取ってないかを考える必要がある。

痛みなどの苦しみを取るだけでは、人間は成長しない。
症状は日頃の生活の反省点に氣づかせてくれるありがたい身体言葉。

これからの時代は、身体の整備能力はとても大切になってきます。