国内素材大手が、スマートフォン(高機能携帯電話)などに使われる、高機能材料を強化する。 クラレは、鮮明な動画の表示に必要な、フィルム材を量産。
住友化学は、高速の無線通信などに使う、半導体の生産能力を、25%増やす。
世界で、3兆円市場とされる、電子部品向け高機能材料では、国内素材大手が、高いシェアを持つ。
米アップルを始め、スマホ端末では、中国や韓国製が、世界を席巻しているが、素材分野では、技術力を持つ日本勢が、『国内』で生産する構図が、鮮明になってきた。
米調査会社IDCによると、1016年のスマホの世界出荷台数は、12億6千万台と、11年の2.5倍に膨らむ見通し。
タブレット(他のうき携帯端末)も、同3.7倍の2億6千万台に、増える見込み。
ただ、スマホ端末では、米アップルなどが、中国で、組み立て、世界で攻勢。 日本市場でも、アップルや韓国のサムスン電子のほか、中国製の端末が、急増しており、国内端末メーカーの苦戦が目立つ。
日本は、コンデンサーなど、電子部品で強みをもつが、汎用品では、韓国や中国勢の追い上げを、受けている。
対して、素材分野は、長年培った技術力を背景に、世界で、高いシェアを誇っており、アップルやサムスン電子など、スマホやタブレットに、広く採用されている。
最近では、端末の高機能化や軽量化のため、素材に求められる性能も高まっており、素材大手は、成長市場開拓の好機とみて、事業拡充を急ぐ。
クラレは、液晶ディスプレー用の偏光板フィルムで、8割の世界シェアを握る。
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