脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

空気

2013-10-30 22:17:53 | 私の思い 3
くりかえし
くりかえし
おもうこと


おもえば
夫は空気のような存在だったのかもしれない


そこにあることが当たり前で
ふだんは気づきもしないけれど
それがなくなると
生きていくことができないもの


夫が元気だったころは
お互いに忙しくしていて
「自立した」夫婦だと思っていた。
でも、
夫がいてくれたから
がんばれたのだ。
夫がいてくれたから
自分のことだけ考えていればよかったのだ。


空気がなければ生きていくことなどできない。


そんなことにさえ
気づかなかった
愚かで迂闊だった私。


どんなに悔やんでも
戻らない時間。


空気がなければ生きていくことなどできないのだ。