脳腫瘍の夫と共に

2010年4月グリオーマと診断された夫との手探りの日々…

ふるさとまつり

2013-10-21 03:31:00 | 私の思い 3
昨日は当地の「ふるさとまつり」だった。
毎年、
地元の商店や
いろいろな会などがテントで出店する。
ケアホームのNPOを立ち上げてからは
毎年、
私たちもバザーで出店してきた。
近年は
知り合いのバザー(やきそば)の
人手が足りないいうことで
そこのお手伝いをして
売り上げの一部をいただく方法だった。
自分たちの団体のPRのため
看板は一緒に出させていただいて。


ひざを痛めている私には
長時間たちっぱなしは
かなりこたえる。
だから、毎年、
この日は
地元の女性グループの
おいしいお惣菜とおはぎを買って
夕食にしていた。
夫はそこのおはぎが大好きで
毎年、楽しみにしていた。


食べられなくなるなんて
想像すらしたことはなかった。
毎年、
次の年も同じように
いろんな行事が巡ってくるのだと
思っていた。

馬鹿だった。
迂闊だった。
軽率だった。

何を思っても
時間は戻らない。

今年は
何も買わなかった。
夫の好物を
一人で食べることはできない。

夫はもういないのだという事実を
あらためて突きつけられる。





ねえ、
もうすぐ
結婚記念日だよ。
帰ってきてよ。