4月中旬の平日、休日出勤の振替休暇を取得した日(結果的に新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の為に長期臨時休業に入る前の最終営業日)の利用です。15時頃に到着すると行列は10人程で、直ぐに列の最後尾へ。いつもの感覚で来ていたら、また店主さんに「お願い」をするところでした。危なかったです。
大豚、大蒜多め野菜脂+生卵。麺硬めの方が居たとはいえ、数分間隔で3度に分けて麺が投入され、ロット最初に配膳された方から5分以上は遅れて最後に。
麺丼には脂。その影響かスープが茶色と白のツートンカラーに。
盛り上がった部分の麺は乾燥も手伝って表面にゴワつきのあるやや硬めの仕上がり。
ただ、それがしこしこさを生んでスルスルと吸い込まれていきました。これ位の硬さが好みなのですが、麺の硬さを指定すればこうなるのか?というと、何となくですが、そうはならない気がします。
ツルっと滑らか、しかし噛むと反発力を発揮する小麦粉がギュッと凝縮された、丼中でたっぷりとスープを纏った麺。
締めは定番の食べ方で。全卵を溶くよりも贅沢に卵黄のみを使う派です。
美しい油滴が表面を覆う見た目。
豚出汁の奥行のあるコクと調味料と固形脂が加わることで甘さに変化したような、一口含むと舌に強烈に襲い掛かってくる円やかさ全開のスープ。非常に飲みやすくレンゲで10杯位は飲んでしまいました。
サブ丼には野菜と豚と大蒜。
ややシャキッとしたもやしの食感が際立ち、合間にキャベツのホクホクさが顔を覗かせる野菜。醤油ダレが掛かっていなかったこともあって、少しずつ麺の上に乗せて食べると味の強弱を楽しむことが出来ました。
表面のプルプル脂が熱によって溶け出している瑞々しい端豚。裏側は、タレが染みた脂身が裏一面に。
みっちり詰まりながら、軟らかさも持ち合わせて適度な噛み応えの豚。
大判で、しっとりとしたきめ細やかな肉質の赤身が絶品の豚。
抵抗力の強そうな筋繊維の存在が目に飛び込んでくるも、見た目とは裏腹に抵抗なくサッと崩れていく豚。
サラミソーセージのような食感を楽しめた豚。
他にもタレの染みたトロットロの脂身100%のもの等、破片と呼ぶには大き過ぎる豚が。
非常に細かく刻まれた大蒜は、サラッとして控え目に主張するので麺や豚に塗すのに丁度良い具合でした。
生卵。レンゲを使って綺麗に卵黄だけを掬えました。溶き卵にしてすき焼き風にする方が多いようですが、白身と黄身を別々に食べる方法をお薦めします。
15分程で完食。助手さんからは「早いね~。」とお褒め?の言葉を頂き、忙しく手を動かす店主さんにお礼を言い退店しました。
店主さんが帰り際「twitterとかメールよく見といて。」と。その時は「早仕舞いの確認を。」と言う意味なのか「そろそろ決断するよ。」という意味なのか判断がつかなかったのですが、改めて思い返すとこの時点である程度考えは固まっていたのかも知れません。
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