3月最初の土曜日のこと、某有名ブロガーさんが紹介していたお店の偵察を兼ねての訪問です。某有名ブロガーさんに無理を言って、お店の特定に繋がる情報を可能な範囲で教えて頂いた上で、目星をつけたお店に15時頃到着すると、夕方からの営業とすれば仕込みが始まっていてもおかしくない時間のはずなのに、店内に人の気配はなし。定休日や営業時間の確認だけでもと思っていましたがその表記も見当たらず。土日は定休日なのかもと思いつつ、とりあえず神田神保町店へ向かいました。その後、ラーメンを食べ終え17時30分過ぎに再び訪れるもやはり状況に変化はありませんでした。
神田神保町店には15時30分頃到着し35人の行列の最後尾へ。15時53分という土曜日にしても早めの閉店に驚くと同時に、3回連続の「お願い」をせずに済んで一安心。当初の予想通り、2時間後にラーメンが配膳されました。
大豚、大蒜多め野菜脂。いつもはロット内最後の提供であることが多いのですがこの日は最初での。
厨房の中での丼の状態と比べて標高が低くなっているのは麺が馴染んで沈んでいくからでしょうか。
麺の上の固形脂はたっぷり。
麺同士が癒着している部分が見受けられることから、茹で加減の状態が窺えます。
やや薄めで平たく見える形状の麺。
水分をたっぷりと含んだのか、表面の滑らかさがより強調されてブカブカとした軟らかめの食感は、茹で加減というよりも麺そのものの性質に因るものに思いました。
最後は固形脂と卵黄を加えた後、良くかき混ぜて一気に搔き込みました。
液体油の層は厚めもスープ本体との交わりは弱めで表面の油膜も少な目です。
攪拌してから口に含むと豚出汁の円やかさを感じた後に、醤油の存在感が一気に捲ってきて全体を覆ってしまうような鋭さ際立つ味わいのスープ。
サブ丼には野菜と大蒜と豚。
噛み締めるとみっしりさが歯に伝わるキャベツともやしには仄かな甘味。
豚はどれも薄く切られていました。また一部はたっぷりのタレを纏っていました。
脂身多めも醤油の立ったタレのお陰で後味がサッパリとしていました。
脂身はプルプルで甘く赤身部分の表面はカチカチと表現できるもの。ただ、薄切りなので食べ辛さはありません。
表面に肉汁がにじむ様子からも分かるようにしっとりとした舌触りの豚。
やや乾燥気味の赤身も脂身のジューシーさがそれを補ってバランスを保っている豚。
赤身部分の筋繊維の存在感が舌に残る肉質の豚。
こちらも赤身部分の強さが印象的な豚。
大蒜は水分少な目のサラッとした舌触りで、特有の風味は抑え目でした。
生卵はいつものとおり。
約14分で完食。後続には数ロット分のお客さんが入店を待っていましたので早めの完食を心掛けたとは言え、自分でも驚くスピードでした。まだまだ忙しく作業する店主さんと助手さんにお礼を言いお店を後にしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます